犬魚倞のブログ

犬魚倞(いぬざかな りょう)です。倞が変換で出てこないと思うので犬魚でいいです。頑張ります。

【#うたミル】第1話感想 全人類に知ってほしいよ。小牧嬉歌のこと。

 犬魚倞です。前ブログで書いた通り毎週【うたミル】の感想書いちゃおっかなブログの第一弾です。

 

 なんとこれを書き出し始めている6月2日20時現在、あと1時間で【うたミル】3話が公開される時間となっております。

これは前ブログの私の発言なのですが

 そういった事情から作品の良し悪し以前にまず聴衆の視界に入りづらい【うたごえはミルフィーユ】をなんとか「ここにこんな面白い作品あるよ!!!」と伝えたいがために弱小ブログでうたミルの更新があるたびに感想ブログを書こうかなと思った次第です。めんどくさがりの遅筆が総閲覧数400のブログで感想記事を書くという大海に石を投げるような行為ではありますがここは一つ普段ならばいやそんなことないでしょと腐しそうな『継続は力なり』という言葉を素直に信じてやっていきたいと思っています。なるべく頑張ります。まずは既に投稿されている1話、2話の感想をなんとかして3話投稿までに書き切りたいな思う所存です。よろしくお願いします。

 

まずは既に投稿されている1話、2話の感想をなんとかして3話投稿までに書き切りたいな』とのことです。バチバチに遅刻です。本来2話分の感想が上がっているべき時間に必死こいて1話の感想を書き始めています。今後が不安すぎ。

 

 ※先週、先々週と更新があったため毎週木曜21時にうたミル最新話が公開されるものと思っていましたが本日(6月2日)はうたミル本編の更新がありませんでした。先週、先々週はスタートダッシュ的に2話連続公開してあとは不定期、もしくは2週に一度などのある程度のスパンをおいての更新なのかもしれないですね。ともかく『3話までに1,2話の感想書く』が頑張れば間に合いそうで何よりです。(志が低い)

 それに伴い自分のブログも週一で感想を書くから次回が公開されるまでに感想を書くに変更しようと思います。出来るだけ頑張ります。

 

改めまして前書きです

こちらのブログでは「アカペラ」をテーマにキャラクターと声優陣の成長を共に描く音楽プロジェクト【うたごえはミルフィーユ】(略称【うたミル】)の第1話を見ての私の感想を書いていきます。もちろんネタバレが含まれますので未見の方は是非第1話を視聴してからご覧ください。1話12分前後のボイスドラマでとても気軽に見られますのでこの機会にでも是非ご覧になってみてください。メチャクチャすごい低姿勢内向的卑屈主人公を浴びよう。

 

youtu.be

 

【1話雑感】小牧嬉歌、おもしれ~奴……

 第1話は主人公の小牧嬉歌(こまき うた)通称ウタちゃんが軽音部に入部しようと部室前でウジウジしている所から始まります。軽音部の部室をチラ見した最初の感想が「イケてる男子と女子が仲良くしてるうぉぉぉ……」「アァァ!キラキラしてるっ……!」の二言。こんな一瞬で人が“陰”側だと分かる発言あるんだ。

 

 先に軽音部の体験をしていたらしい繭森結(まゆもり むすぶ)通称ムスブちゃんに「そこで何してんの……?」と言われたときも何一つ悪いことをしていないのにすみません連投で逃げる始末。何も怒られる言われがないのは分かっていても、向こうの発言になんとなくこちらを責めるようなニュアンスがあった時に、とりあえず反射で謝ってしまう所に『コミュニケーション下手くそ目とりあえず下手に出て相手のご機嫌を損ねないようにしよう属』として嫌なシンパシーを感じ胃が痛くなります。

 

 ムスブ及び軽音部室前から逃げた後は、いつも持ち歩いている日めくりカレンダーを見て「今日は仏滅だし!門出として良くないし!」と六曜で自分の吉兆を確認していたり、大安である翌日にまた入部チャレンジをするもムスブに背後をとられ死ぬほど動揺したり、いざムスブに「入部届、渡しといてあげようか?」と言われた時にはパニックになりその場で入部届をビリビリに破き、謝りながら逃げ去る始末。確かに公式サイトに“極度の人見知りの内弁慶でヘタレでチキン”と書いてありましたがここまで来るともはや極度すら超えた何かのような気がしてなりません。人のこと言えないけど生きるのが大変そう。

 教室に戻ってから「入部届の予備もらっておいてよかった……」と独り言を言うウタ。破くの前提だったの?

 

 ここで画面の前の我々にウタちゃんの自己紹介タイム。名前、在学高校名、学年、クラス、誕生日と順当な紹介の直後に『苦手な物はスクールカースト上位の人、初対面、キラキラしたオーラ、アンチョビ、大きな動物……あと色々』最低限の情報の直後に嫌いな物から先に紹介していくスタンス。こんなマイナスから人間関係がスタートすることあるんだ。

 

好きなものはーー歌うこと。

人前で思い切り歌いたい。歌って青春を過ごしたい。

 

 自己紹介が嫌いなものからスタートするほど卑屈なウタちゃんなのですが、『歌うこと』は明確に好きと言えることのようです。ここで『得意なこと』じゃなく『好きなこと』と言う辺りに自尊心の低さ出てるな~みたいなことを思わないでもないですが、好きな歌を歌うため、超アウェーな軽音部に入部しようと思うほどにはその好きは本物のようです。

 

 時は飛んで2週間後。教室で美しいハミングを奏でる古城愛莉(こじょう あいり)通称アイリ先輩と近衛怜音(このえ れい)通称レイレイ先輩。

 

「……アイリ、そろそろ部活行く?」

「んー。もうちょっとでキリがいいところだから。あ、レイレイ、先行っててもいいよ?」

「行かないよ。しってるくせに

 ワァ……

 この二人に関しては是非公式サイトのレイレイ先輩の項目を読んでいただきたいのですがこの三行で二人のヤバめな関係性を見せつけてくる手腕がシンプルに怖い。

レイレイ | MEMBER | うたごえはミルフィーユ(うたミル) 公式サイト

 

 レイレイ先輩の話によると2週間前くらいから軽音部室に毎日何かが出るということが噂になっているとのこと。一説では妖怪宇宙人か、軽音部員を狙う殺し屋か、軽音部員に失恋して自殺した女子高生の霊か……と散々な言われよう。

 しかしその話を聞いたアイリ先輩は「面白そう」と軽音部室を見に行きそうな様子。それをレイレイ先輩がそろそろ部室を開けないと新入部員に怒られるなどと諫めたりしていると、そこに小牧嬉歌軽音部室前入部届ビリビリ事件の後、軽音部を「低レベル」と吐き捨てたムスブが部室の鍵を借りに来ます。アイリとレイレイの二人が参加している部活は軽音部と違い彼女の求めるレベルのものだったのか、それともまだ見定めている途中なのかは分かりません。今後の展開が楽しみです。

 レイレイ先輩に軽音部室の噂の話を振られ「アレのことか」と納得するムスブ。そりゃあねえ……

 

「軽音部室に来て、入部届をビリビリに引き裂いて帰りました」

ちょっと殺し屋の可能性がでてきたね

「そうか、あれから2週間ずっと出現し続けてるのか……」

 個人的にうたミルのかなり大きな魅力だと思っている点が『狙いすぎていないけれど面白いコミカルな会話や台詞』だと思っているのですがここは特にそれが現れている気がします。原作兼シナリオの山中拓也さんのツイートを見ると実際それを意識してシナリオを書いているらしく、バランス感覚の良さに驚きます。

 上記のやりとりを聞いて「へぇ~、面白そうな子……」と興味を持った様子のアイリ先輩。ムスブに部室の鍵をパスして「ハーモニーを探しに」行くと言って教室を去ります。特技『人心掌握』の女のヘッドハンティング、怖すぎ。

 

「……あの。ずっと思ってたんですけどレイレイ先輩、部長のこと甘やかしすぎじゃないんですか」

「何を言ってるんだ。私はアイリを甘やかしすぎだよ」

「自分で言います?普通」

「ははは、残念ながらアイリを甘やかすことにかけて、私はもう説得が通じるレベルではないんだよ。手遅れだ」

ワァ……!

 自分がアイリ先輩にベッタベタに甘いことを完璧に自覚していることを公言するけれど、それを語るレイレイ先輩の語り口があまりにも客観的過ぎる。アイリ、レイレイ間もただただ好き勝手する女とそれに絶対服従の女以上の何かがありそうです。コワ~

 

 場面は変わり、入部届が2週間出せないまま妖怪、宇宙人、殺し屋、幽霊などメチャクチャな尾ひれが無限に付き、軽音部室前を観光名所のようにしてしまった我らが主人公、ウタちゃんの視点に。入部届を出す勇気も、出さないで帰るだけの踏ん切りもつかずにいるウタちゃんの元にアイリ先輩が現れます。

「どうもはじめまして、古城愛莉と申します」

「……は、はぁ」

「あなたのお名前は?」

「っ……こ、小牧嬉歌です。あっ、あの……」

「なんでしょう」

「ちょ、ちょっとその輝きを抑えてもらってもよいですか!!あなたは私にはキラキラしすぎている!」

 小牧嬉歌、おもしろすぎる奴……自己紹介しか交わしていない時点でキラキラオーラに潰されかける主人公、凄。同級生にアイリ先輩並みにキラキラしている人とかいたらどうなるんですかねこの子。

 

 アイリと共に軽音部室前から移動したウタちゃん。今までの軽音部入部チャレンジの話をします。「軽音部に入りたくて……」の時点で「パートは?やっぱりボーカル?」と食い気味に聞くアイリ先輩。普通に高校からバンドデビューしたかった人の可能性もあるだろうに、初めからボーカル志願とあたりを付けて捕まえに来たかボーカル志願でなければなあなあにして流してサヨナラしてそうなところが怖いです。

 

「……でも、それでも一度しか無い青春じゃないですか。キラキラしてない私でも、好きな歌を歌って、青春を過ごしたいじゃないですか。」

 『好きな歌を歌って、青春を過ごしたい』その気持ちだけは通底しているウタちゃん。そんなウタちゃんにアイリ先輩は「歌うのは好き?」と問います。そしてそれにはいと応えたウタちゃんに『自分が歌える部活の部長』であることを明かすアイリ先輩。

『ウタちゃんの好きな歌を歌って、青春を過ごしたいという強い気持ち』『けれど軽音部は怖くて2週間かけて尚入部届が未だに出せていない』という必要十分なカードを集め、外堀を埋めてから自身の部活に勧誘するところに特技『人心掌握』の強さを感じます。実際2話以降出てくるアイリ先輩が部長のアカペラ部は歌うことがメインで人数も少ないし落ち着いた部活なのでウタちゃんと相性抜群だとは思うのですがそこに勧誘するまでの手管がなめらかすぎて少し怖いですね。

 

 第1話はウタちゃんがアイリ先輩と出会い、軽音部とは別の『歌える部活』の選択肢を提示されたところで終わります。果たしてウタちゃんはアカペラ部に入るのか、入ったとしてウェイではないが濃すぎるメンバーと威圧感持ちのムスブがいることに耐えられるのか、楽しみですね。

 

犬魚の感想の感想(読まなくてもいいよ)

 うたミル第1話の感想を書いてみたのですが、自分が期限付きの課題を与えられるとなぜか死ぬほどやる気をなくすということを失念していてやばいほどの遅筆になりました。うたミルに一切非はなくただただ自分の問題ですね。時間制限のある課題がある中で絶対今すぐやる必要はないシャニマスのノウハウ掘りが死ぬほど捗りました。また、このブログはうたミル1話を見返しながら必要なところは一時停止して引用したりしながら書いたのですが、この形式があまり得意ではないようです。前二つのうたミルブログはほぼほぼ自分の脳内にある情報を参照に書いたのでサクサクいけたのですが、この形式だと、毎回引用して自分のリアクション書いているだけの壁に向かってツッコミ入れてる悲しい人にならない?とか誰でも1話を見れば分かることをわざわざ書き出しただけのブログになっていないかなど色々な不安を感じます。当ブログ最初の記事【白瀬咲耶さんと出会ってひと月ぐらい経った】も同様の形式なのですがそういえばあちらを書いている時も同じような状態で、【ひと月ぐらい経った】とタイトルにあるのにブログが難産すぎて投稿する頃には出会ってふた月めが終わろうとしていた記憶があります。思ったことを素直に書こうとするのって意外と難しいんだなぁ……

 ともあれうたミルは最強に面白い作品なので僭越ながら少しでも知名度に貢献できるように、そして何より自分の素直な感想を言語化する練習としても感想ブログは続けていきたい所存ですのでよろしければ今後ともお付き合いください。ここまで読んでくださってありがとうございました。2話の感想が到底3話までに間に合いそうにないですがなんとかします。【うたごえはミルフィーユ】をよろしくお願いします。