犬魚倞のブログ

犬魚倞(いぬざかな りょう)です。倞が変換で出てこないと思うので犬魚でいいです。頑張ります。

毎話感想無理でした報告

 お世話になっております。犬魚倞です。

 

 知らない方もいると思うのですが私、このようなブログを過去に書いており

fish-quint.hatenablog.com

 

 実際それに則した感想も3話まで書いていて

fish-quint.hatenablog.com

fish-quint.hatenablog.com

fish-quint.hatenablog.com

 

 4話も下書きまで書いていたのですが


 タスクに追われ続けることがメチャクチャしんどくなったので毎話感想ブログを中止しますというお話です。

 作品自体は最高に面白いんです。知らない人は見てください。なんとここに一話のリンクがあります。

【うたごえはミルフィーユ】オーディオドラマ #1『軽音デビュー!?』 - YouTube

 全話無料で現在七話まで更新されています。各話10分弱〜15分程度の短いボイスドラマなので1時間半もあれば最新話に追いつけます。会ってくれ……小牧嬉歌に……

 

 

 作品のことは超好きで応援したくて、だから毎話感想を始めたのですが自分がコンスタントに感想を書くのがめっちゃ苦手だということが判明してこの度白旗を上げる次第となりました。自分が感じたことをなるべく他人に伝えるように文章にして出力するって大変ですね。

 ただ、やってみたおかげで分かったこともあり、己に課した長期課題である毎話感想ブログは死ぬほど難航したしリタイアしたけれど突発的な思いつきでガーッと書いたブログ共(一つ前のライアリきたしコンパスキャラ説明するぞブログとか一番最初の白瀬咲耶さんブログとか)はなんとか行けているのでなにかと規定を設けてきっちりやるよりも衝動で単発を書く方が自分は得意という気づきを得れました。振り返ってみれば長期休暇の課題を計画的にやれたことが一度もなかった人生なので当然ですね。

 

 毎話感想は諦めますが変わらずうたミルは超好きですし(最新話で自身が『極度の人見知りの内弁慶でヘタレでチキン』のままアカペラ部に受け入れられている事実を元にクマちゃんを説得するウタちゃんとかウタちゃんの成長を感じ真っ当にテンションが上がりましたし新MVの『夢見る15歳』も超良かった)やりたい気持ちが鎌首をもたげたらまたうたミルのなんらかを書く日もあるかもしれないのでそういう曖昧な感じでよろしくお願いします。どの面下げてという感じではありますが、『うたごえはミルフィーユ』をよろしくお願いします。

[9月6日更新]【#コンパス】ライアリ来たし本家コンパスで分かるヒーローの情報ざっくりまとめるか

お世話様です。犬魚倞です。

 2022年7月22日、#コンパスファンにとっては待望の“#コンパス ライブアリーナ”がリリースされました。オリジナルの “#コンパス【戦闘摂理解析システム】” も大変楽しいゲームではあるのですが、いかんせん対人であること、一対一でなくチーム戦であることなど、対人ゲーム及びそれによって発生する軋轢が苦手なユーザーにとってはキャラが気になっても敷居が高いゲームでした。

 

 その点ライアリは基本がマルチ通信によるリズムゲームではありますが、お互いのスコアなどは見えないので煽られない!後からタイムラインに凸されたりしない!と、コンパスのキャラクターが好きだけれど対人はちょっと……という方にとって最高のゲームとなっています。

 

 更に収録されているボカロ曲も豪華で、各ヒーローのテーマ曲の他、一世を風靡した有名曲なども収録されています。そしてそれに付随するダンスは人気踊り手監修の物でほぼニコニコ動画の該当曲の『踊ってみた』そのままの振り付けと、コンパスを知らなくてもニコニコキッズなら大喜びのゲームです。

 

 本題に入りますと、この“ライアリ”、嬉しいことに私のフォロワーの中で#コンパスを知らない方も遊んでくださっているのですが、『ボカロの音ゲーとしては楽しいがヒーローのことがよく分からない』という話をよく聞きます。

 そこで、“ライアリ”実装ヒーローの簡単な説明記事を書こうと思った次第です。私自身も全ての情報を覚えているわけではないので子細な話は出来ませんが、『へえ、このキャラこんな感じなんだ』という感覚をつかんでいただけたら幸いです。

 

#コンパス【戦闘摂理解析システム】事前知識(読み飛ばしてもいいです)

 

コンパスってどういうゲーム?

 コンパスは3vs3の3分バトルで、バトルフィールド上に5本存在する『ポータルキー』を最終的に相手より多く獲得していたチームが勝利するゲーム。

ロールって何?

 ヒーローには4つの『ロール』が存在し、基本的に1人ひとつずつロールを与えられている。足が速く、ヒーローアクション(ヒーローごとに固有で持つ長押しアクション。以下HA)が共通して更に加速するダッシュで敵を翻弄する『スプリンター』、火力が高く、先陣を切る役割を持つ『アタッカー』、射程が長く、遠くから敵を狙えるが耐久性に難のある『ガンナー』、耐久に優れ、自チームのポータルキーを守り続ける『タンク』。

何使って戦うの?

 バトル時にはヒーローを選択し、デッキに『カード』を4枚セットして戦う。

 カードは種類ごとに固有の範囲内に攻撃を行う『攻撃カード』、自身や味方の体力を回復する『回復カード』、状態異常やダメージをカットするガードを展開する『ガードカード』、自身や味方を強化する『強化カード』、敵を弱体化する『弱体化カード』、特定の場所に移動する『移動カード』、敵が踏むとデバフや状態異常にかかる罠を設置する『設置カード』に分類される。

 さらに『攻撃カード』には近くの敵に強力な一撃をお見舞いする『近』、遠くの敵を狙える『遠』、周囲の敵をまとめて攻撃する『周』、扇状に十発攻撃を連打するロマン砲の『連』の4種類が存在し、ヒーローごとに個別に適性が設定されている。

 また、ヒーロー1体につきひとつ、個性ある『ヒーロースキル』(以下HS)という必殺技が設定されており、それぞれ効果はバラバラだが強力な効果を持つため劣勢だったがHSを打ったら逆転した。みたいなこともよくある。

世界観について

 コンパスのキャラクターたちは一部を除いて別の世界観に存在している。例えば、魔法少女リリカは意思を持って動いて戦う1ヒーローとして実装されているけれど、アニメ「魔法少女リリカルルカ」を視聴していたマルコス’55も同じコンパスにいる、といった感じ。オリキャラだらけのスマブラみたいなものだと思って貰えると分かりやすいかもしれない。

 

オリジナル10

 #コンパスにはリリース当初から実装されていた10体のヒーロー、通称『オリジナル10』と呼ばれるヒーローたちがいる。彼らは公式配布のMMDが存在したり、1人1人にフィーチャーしたショートアニメが作られていたりと情報が多く、キャラクター性を理解しやすいと思われる。このオリジナル10の中で現状ライアリに実装されているのは8月12日時点で9名。残りの1人も実装が確定している。

十文字アタリ

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『スピード自慢のゲーマー少年 ゲームは1日24時間』

 

 担当イラストレーターはひでかずさん、CVは山谷祥生さん(アイドルマスター SideM『蒼井享介』など)、楽曲はPolyphonicBranchさん(『二次元ドリームフィーバー』、カリギュラの『独創性インシデント』など)の『レトロマニア狂想曲』。

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 #コンパスのチュートリアルで操作する一番基本のヒーロー。全てのステータスが平均かつ攻撃カード4種全てを素早く撃てる、まさに初心者向けのヒーロー。

 キャラ説明にもあるように重度のゲーマーで、あらゆるボイスでゲームの話をします。特に好んでいるのはレトロゲームらしく、実際彼のHS『モンスターサーカス』では足下にたくさんのドット柄のキャラクターが湧き出てくる。

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 性格は明朗快活で、ビッグサイズのアームカバーにシューズ、短パンに細身の体のカートゥーン風のキャラクターデザインも相まって、元気いっぱいな少年という印象を受ける。

 ここまで書いていて気がついたが意外にアタリの世界観に関する情報は少なく、元気なゲーマーの少年ということ以外私も何も知らないことに驚いた。チュートリアルヒーローとしても他に適任(#コンパスの管理人でありゲームアイコンであるVoidoll)がいるような気もするし割と謎が多い子。

 

【十文字アタリのオリジナルアニメ】

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魔法少女 リリカ

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『「魔法少女リリカルルカ」の主役 人気は「ルルカ」のほうがある』

 

 担当イラストレーターはクロワさん、CVは青木志貴さん(アイドルマスターシンデレラガールズ『二宮飛鳥』など)、楽曲はかいりきベアさん(『失敗作少女』、カリギュラの『Q愛セニョリータ』など)の『アルカリレットウセイ』。

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 ピンクのツインテールに華やかな衣装と『いかにも』な魔法少女といった風貌の少女。ロールはガンナー、足も速く射程も最長で素直で使いやすい性能。

 リリカに関しては過去の記事でもさっくり触れているのでそちらもご覧ください。

fish-quint.hatenablog.com

 アニメ「魔法少女リリカルルカ」でリラルラ学園中学2年生かつみんなには内緒の魔法少女として日々悪と戦っているW主人公の1人だが、説明欄の『人気は「ルルカ」のほうがある』や、テーマ曲を聞くに何をしてもいまいちな自分と周囲(特に『優等生』かつW主人公のもう1人であるルルカ)を比較してしまい、あまり自信がない様子。それは敵を倒した際のボイスで倒した相手に「嫌いにならないでね」と言うほど。アップルパイを作るのが得意。

 また、先述した『ルルカ』もヒーローとして後に実装されており、凄いことになっている。(『ルルカ』欄で解説)

 

魔法少女リリカのオリジナルアニメ】

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双挽乃保

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『あだ名は「ノホタン」 自慢のチェーンソウは2枚刃特注品』

 

 担当イラストレーターはH2Oさん、CVは近藤 玲奈さん(アイドルマスターシャイニーカラーズ『風野灯織』など)、楽曲はPolice Piccadillyさん(『Beat Eater』、カリギュラの『スワップアウト』)の『キレキャリオン』。

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 長い髪、垂れ目に眼鏡、タイツに包帯とぱっと見の内向的そうな要素を全て破壊する両手で持った2枚刃のチェーンソウが圧倒的な存在感を持つヒーロー。その攻撃倍率は#コンパス内で最高の1.5倍。ロールもアタッカーなのでバリバリ前線に出て敵を確実に仕留めるのが主な仕事。

 『特別』な生徒が集まる破闘琉(ばとる)学園の高校2年生で、学園に集った様々な部活の猛者たちと日々『放課後バトルロワイヤル』で凌を削っている。

 何故か校内にファンが多く非公認のファンクラブがある上に『ノホタン』というあだ名が流布しているけれど、本人は寄ってくる他者を『斬られたい人』程度にしか認識していないしあだ名で呼ばれることが嫌いなので『ノホタン』と呼ぼうものならハチャメチャに切れる。

 

 生徒会長も乃保好き。

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【双挽乃保のオリジナルアニメ】

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ジャンヌ ダルク

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『青碧の軍旗は傷ついた仲間に癒やしを 立ちはだかる敵に恐怖を植え付ける』

 

 担当イラストレーターはこみねさん、CVは雨宮 天さん(この素晴らしい世界に祝福を!『アクア』など)、楽曲はまふまふさん(『仇返しシンドローム』、『悔やむと書いてミライ』)の『マチガイサガシ』。

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 元ネタは間違いなく史実の同名の方だろうがこちらのジャンヌの世界観には平気で魔獣などが出るので恐らく他人。

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 アビリティ『私が死んでも あきらめないで』(自身死亡時に味方の体力全回復)を保有していたり、(ロールがタンクなのでジャンヌがキルを発生させることは少ないけれど)敵キル時のボイスが『私は正しい!』『死をもって償うのです!』『次は誰?』だったり割とマジの武人

 HS『復活の福音』は味方に残基をつける技で、#コンパスでは死亡時数秒のクールタイムの後にスタート地点にリスポーンするのだが、この福音を受けていると一度限りその場で復活できるとても強力な技の上、HSが貯まった際のジャンヌの台詞「お待たせしました!」が満を持しての大技感を醸し出しており、味方にいれば最高に士気が高まり、敵にいれば「二度倒さなきゃいけないじゃん……」と気落ちすること請け合い。

 

【ジャンヌ ダルクのオリジナルアニメ】

youtu.be

 

マルコス’55

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『「マルコス’55」はハンドルネーム 帰国子女の最強スペックニート

 

 担当イラストレーターはたまさん、CVは下野 紘さん(鬼滅の刃『吾妻 善逸』など)、楽曲は40mP(『からくりピエロ』、カリギュラの『ピータパンシンドローム』など)の『ハイスペックニート』。

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 文武両道才色兼備の天才すぎて人生が退屈になり引きこもりになったニート。「魔法少女リリカルルカ」のオタク。『箱押しだけどリリカ最推し』とのこと。

 アタッカーの割に攻撃カード発動が全て遅いですが、近距離時は地面に両手をつき「等価交換!」と叫んだり、遠距離時は弓矢を打って「ナイショだよ!」と言ったり、HS(自身ステータス向上(三回まで)と体力回復。リリカが近くにいると勝手に貯まる)時「リリカちゃんの事かー!」と叫んだり他作品ネタでやりたい放題している。

 今回ライアリのスキル発動ボイスで「全集中!ニートの呼吸!」がマルコスネタボイスに追加され、CV下野 紘も相まって後でちゃんとした所から怒られないか本気で心配。

【マルコス’55のオリジナルアニメ】

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ルチアーノ

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『亡くなった妻への想いを胸に 人の死を生業とする孤高の殺し屋』

 

 担当イラストレーターは秋赤音さん、CVは小山 力也さん(Fate/Zero『衛宮 切嗣』など)、楽曲はMARETUさん(『コインロッカーベイビー』、『ホワイトハッピー』など)の『ドクハク』。

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 常に棺桶を背負った50代の殺し屋。ロールはガンナー。棺桶の分か非常に足が遅いです。ライアリ含め全体的にボイスが辛気臭い。

 HS『束の間の幻影』は発動した時点で自分以外の時間を止め、時間停止中の自身の攻撃が必殺級の超火力になるという強力なもの。HSゲージが貯まった際に「束の間の逢瀬を楽しませてくれ」、HS発動後の時間停止終了時に「死んだ妻すら、利用する男なのさ」と呟くなど一介の殺し屋が時間を止められる理由は亡くなった妻に関連してそうだが詳細は不明。終了時ボイスと共に一筋の涙を流すのだが時間が止まっているのでその瞬間をプレイヤー以外誰も見ることが出来ないという演出がお洒落。

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 ライアリで踊るときはさすがに棺桶を下ろしているので本職殺し屋のキレキレのダンスが見られる。

 

【ルチアーノのオリジナルアニメ】

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Voidoll

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『「#コンパス」を管理するAIロボ 人間の戦い方を監視/分析している』

 

 担当イラストレーターはちゃもーいさん、CVは丹下 桜さん(カードキャプターさくら『木之本 桜』など)、楽曲はナユタン星人さん(『太陽系デスコ』、『エイリアンエイリアン』など)の『ダンスロボットダンス』。

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 #コンパスの管理者のロボット。攻撃時は爪が出る。かわいい。

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 ゲームのアイコンにもなっているが何故か初期配布じゃない。ロールはスプリンターでキル性能が弱い代わりにあらゆるカードが他のヒーローより素早く発動するので妨害に特化させることが多い。

 ホームでタップすると「私を作り出したハカセはどこへ行ったのでしょう……」と意味深なボイスを言う。理由もわからず埋め込まれた命令のままに世界を維持してるロボット、いいよね……

 

【ボイドールのオリジナルアニメ】

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深川まとい

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『大筒を抱えた見習い花火職人 無き師匠を超えるべく日々修行中』

 

 担当イラストレーターは鈴ノ助さん、CVは井上 麻里奈さん(僕のヒーローアカデミア『八百万 百』など)、楽曲はbuzzGさん(『しわ』、『インターネッツ・ディスコ』など)の『アヤカシ』。

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 ロールはガンナー。足が遅く射程も長くはないが高火力かつアビリティで赤属性のカードの攻撃力がさらに上がるので一撃が重い。

 花火師『深川屋』の若き棟梁。亡くなった先代である祖父を目標に日々頑張っているらしい。今まで紹介してきためちゃくちゃな世界観に生きている#コンパスヒーロー達と比べると普通に居そうな地に足着いた設定をしていて安心する。

【深川まといのオリジナルアニメ】

youtu.be

 

桜華忠臣(8月12日実装)

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『総帥と呼ばれるこの男の素性は 決して口にしてはいけない』

 

 担当イラストレーターはりゅうせーさん、CVは柿原 徹也さん(あんさんぶるスターズ!『明星 スバル』など)、楽曲は164さん(『天ノ弱』、カリギュラの『sin』など)の『残響』。

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 妖華帝国の妖軍総帥。横文字をひらがなで発音する。ヒーロースキルの『グリート拘束術式解放』を使うと傷のある左顔面が獣のような相貌に変わる。

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 ロールはアタッカー。足は遅いもののHAで前方に剣を構えながら突進攻撃(通称牙突)ができ、無防備にはなるが直線移動はかなり速い。カードは近距離が速く、アビリティ『無限の魔力』により近距離カードの火力が上がり、クールタイムも短縮されている。

 様々なところで『亡国の総帥』と呼ばれており現在妖華帝国は滅んでいる模様……?

 

【桜華忠臣のオリジナルアニメ】

youtu.be

 

ジャスティス ハンコック(9月2日実装)

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『連合宇宙軍大尉で 伝説の英雄 過去に仲間を戦死させたことが無い』

 

 担当イラストレーターはアタリと同じくひでかずさん、CVは間宮 康弘さん(Apex Legends『ジブラルタル』など)、楽曲はダルビッシュP(『final letter』、『Holography』など)の『Call of Justice』。

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 連合宇宙軍大尉。全身を覆う白いアーマーと巨大なハンマーがインパクト抜群なタンク。タンクだが攻撃ステータスがMAXの1.5倍

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 防御もMAX、体力も決して少なくはない0.95と歴戦の猛者らしい潤沢なステータスをしている。

 アビリティの『生きて帰れ これは命令だ!』ジャスティスの近くの味方の防御力を1.8倍上げるという非常にヒーローらしいアビリティで正当にかっこいい。

 

 ジャスティスの話をする上でヒーローアクションを欠かすことはできない。タンクのヒーローアクションは全員が共通して『その場で立ち止まり、回復/味方支援/自己強化/敵妨害のいずれか(複合もあり)を継続して発生させる』というものなのだが、ジャスティスのヒーローアクションは自身への非ダメージを約80%カットするというもの。

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 これが凄まじく強力で、対抗策が一切ないチームでジャスティスと対峙するとジャスティスを一度も倒せないままポータルキーを守られて敗北することも。

 余談だがこのアクション発動時のジャスティスのボイスが『テャア!』という気合を入れるような声なのだが、これがなぜか人気を集め公式でTシャツが出ている。(現在売り切れ)

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 シーズンカードが最高に格好良い。

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ジャスティス ハンコックのオリジナルアニメ】

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オリジナル10以降のヒーロー

 

ニコラ テスラ

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『好奇心旺盛な若き天才発明家 いたずら大好きで5人姉弟の末っ子』

 

 担当イラストレーターはapapicoさん、CVは村瀬 歩さん(ハイキュー!!『日向翔陽』など)、楽曲はTOKOTOKO(西沢さんP)さん(『夜もすがら君想ふ』、『ワールドワイドワンダー』など)の『テスラは夢の中』。

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 ジャンヌ同様多分史実の同名の人とは多分他人。

 イタズラ大好き末っ子。天才。ロールがスプリンターなのだがジェット噴射するシューズを履いているから早いのであってダッシュ時メチャクチャ走っているわけではない。

 『設置』カードの発動が早くまた次に使えるようになるまでのクールタイムも短縮できる。テスラの姉達も半数が『設置』カードで実装されているし絵を見るに洒落にならない悪戯をしているのでなんとなく全員仲が良さそうな印象を受ける。

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ヴィオレッタ ノワール

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『作曲から演奏までこなす音楽家 大貴族の家系に育ち音楽を人生とする』

 

 担当イラストレーターはODRIさん、CVは田中 敦子さん(Fate/stay night『キャスター』など)、楽曲はOSTER projectさん(『ミラクルペイント』、カリギュラの『トキメキ*リベリエ』など)の『カンタービレ×パッシオーネ』。

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 謎パワーで浮くピアノを常に携えながら戦う音楽家。ロールはタンク。HAでは自身の周囲に、敵にサイレント(カード、HS使用不可)を付与する空間を作り出し敵が静か=自分の演奏がよく聞こえる空間を作り出す。

 アビリティも演奏家らしく、敵味方問わず一定の範囲にヒーローがいる(観客が多い)と人数に応じて自身の防御力が上がる(長く演奏できる)。長居される前に倒そうと敵のヴィオレッタを味方で囲んで倒そうとするとカチカチになって逆に倒しづらくなったりする。

 

コクリコット ブランシュ

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『変な悪魔に片思いで取り憑かれた少女 今は亡き家族を探し異世界をさ迷い歩く』

 

 担当イラストレーターは一斗まるさん、CVは天野 心愛さん(オーバーロードⅢ『ウレイリカ』)、(コクリコットに憑いている悪魔)中尾 隆聖さん(ドラゴンボールフリーザ』など)、楽曲は葉月ゆらさん、Dropさんの(葉月ゆらさん『西洋少女菓子工房』、Dropさん『Vrethandi』など)の『撥条少女時計』。

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 通称『コクリコ』

 見た目に似合わず攻撃ガン振りで体力が恐ろしく低いかなりエッジの効いたヒーロー。戦闘中コクリコは眠っており、彼女に憑いている悪魔が戦う。ロールはスプリンターなのだが眠っている彼女が糸に引っ張られるように移動する姿は少し怖いお伽噺のようでどこか惹きつけられる。

 カード攻撃時は近距離なら床からベッドが飛び出す、連打ならカトラリーが敵に向かって飛び交うなどポルターガイストのような攻撃が多くホラー要素が強い。

 家族を探しており、何故かプレイヤーをお兄ちゃんと呼ぶが、彼女のお兄ちゃんの顔の写ったカードは存在する上ヒーロー紹介を見るに既に亡くなっているためなんらかの認識がおかしくなっている。

 

マリア=S=レオンブルク

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『女性猟兵団「紅薔薇」を率いる王女 退屈な王宮を飛び出して戦場を駆け抜ける』

 

 担当イラストレーターはルチアーノと同じく秋赤音さん、CVは嶋村 侑さん(Go!プリンセスプリキュア『春野はるか/キュアフローラ』など)、楽曲は梅とらさん(『威風堂々』、『一騎当千』など)の『KILLER B』。MVも楽曲もバリクソかっこいいしバリクソかっこいい女が一生出てくるのでこれだけは絶対見てください。

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 『レオン=ブルク聖王国』の女王にして女性猟兵団『紅薔薇』の団長。ロールはアタッカー。鎧のせいか足は遅いが、愛用の蛇腹剣『セルピエンテ』で遠方の敵を引き寄せ切り刻むことができる。

 アダム、ソーンのいる『ユラン=ブルク氷帝国』とマリアのいる『レオン=ブルク聖王国』はかつて良好な関係の兄弟国だったが境界にある土地の支配権を巡り現在は戦争中。戦地で顔を合わせたことがあるのかアダムを指して『氷の国のアイツ』と呼び嫌っている。

 #コンパス、ライアリ両方に存在する【紅薔薇の副団長】アミスターとは幼馴染。剣の腕は確かであったが「やがて人を殺めることが恐ろしい」と泣いていた幼いアミスターに「自分の背中を守ってほしい」と言い奮起させた。

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アダム=ユーリエフ

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『氷雪に閉ざされた王国の近衛騎士団長 女王陛下に拾われた恩を返すため冷徹に魔剣を振るう』

 

 担当イラストレーターは狂zipさん、CVは松岡 禎丞さん(ソードアート・オンライン『キリト』など)、楽曲はbanvoxさん(今作提供作が初のボカロ作品)の『Let Me Take You』。

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 プレイヤーのことをレディと呼ぶ

 ロールはアタッカーで近距離カードと足が早く、扱いやすい性能をしている。

 『ユラン=ブルク氷帝国』の『蒼王宮』近衛騎士団長。かつては弟のソーンと共にスラム暮らしをしていたが、とある事件の際、スラムまで降りてきた女王イデアにその戦闘能力を見込まれ兄弟揃って王宮に招かれる。以来拾われた恩としてイデアに忠実に尽くしている。

 普段は騎士らしく上品な言葉遣いをするのだが戦闘時は言葉に気をつける余裕がないのかスラム暮らしの頃を思わせる乱暴な言葉を使いがち。

 

メグメグ

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『おませで危険な兵器マニアの少女 愛用の「ガトりん」で嗜虐の限りを尽くす』

 

 担当イラストレーターはぽあろさん、CVは佐倉 綾音さん(Fate/stay night『ランサー』など)、楽曲は八王子P(『気まぐれメルシィ』『RAD DOGS』など)の『バイオレンストリガー』。

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 プレイヤーのことをハビーと呼ぶ

eow.alc.co.jp

 見ての通りロールはガンナー。めちゃめちゃ重そうなガトリングガン「ガトりん」を両手に一丁ずつ持ちながら結構な速度で移動する。この細身のどこにそんな筋力が入っているんだ……

 メグメグ実装前から絵師のぽあろさん、ボカロPの八王子Pはコンパスのヘビーユーザーで、「いつか自分達の関わったヒーロー出したいな」と言っていたものが実現した。そのため様々なところに製作者のこだわりが見える(ガトりんのステッカーの数字の「802」は楽曲の八王子P、「217」はモーションアクターの仮面ライアー217さんから持ってきている)

 彼女も過去は普通の少女だったのだが故あって今の嗜虐の限りを尽くす兵器少女に。詳細は『バイオレンストリガー』のMVと、八王子Pが楽曲を、ぽあろさんがイラストを、太陽王ムハハーンさん(コンパスのプランナー)が動画を担当し自主制作した『チーちゃん』の楽曲MV『フィフティーキャリバーパニッシュメント』を見るとなんとなくわかる。

チーちゃん

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『フィフティーキャリバーパニッシュメント』

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なんでこの人たち頼まれてないのに曲とMVもう一本作ってるんだろ。

 

イスタカ

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『イーグルを神鳥と崇めるティワロロ属の戦士 相棒のマピヤと共に獲物を確実に射止める』

 

 担当イラストレーターはクサノオさん、CVは神奈 延年さん(BanG Dream!『美竹 蘭』など)、楽曲はのぼる↑さん(『ショットガン・ラヴァーズ』『鎖の少女』など)の『キミノカゼニナル』。

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 かつて記憶を失い、崖下に倒れていたところをウィネバ、イシュテニケに助けられて以降ティワロロ族として生きてきた。相棒のマピヤは鷲。イス“タカ”なので鷹と間違えられがち。

 ロールはガンナー。弓矢で戦う。素の火力は高くないがマピヤにロックオンさせた敵を狙うと自身の矢+マピヤの追撃で2倍のダメージが入り瞬間火力が跳ね上がる。タイマン最強の一角。

 

輝龍院きらら

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『世界を裏で支配する忍集団の若き頭領 生放送したりファンクラブがあったりで全く忍んでない』

 

 担当イラストレーターはテスラと同じくapapicoさん、CVは喜多村 英梨さん(魔法少女まどか☆マギカ『美樹 さやか』など)、楽曲はEasy Pop(『ハッピーシンセサイザ』『マイルームディスコナイト』など)の『だから言ったでしょ?』。

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 YouTuber兼現代忍者頭領兼一般中学2年生。多い。

 実装直前に輝龍院きららの公式YouTubeチャンネルができたり実装後しばらくは実況プレイが投稿されたりしていたが2022年現在は音沙汰がない。(声優さんが人気すぎるので仕方ない)

 ロールはスプリンター。右腕に付けているスマートウォッチのようなデバイスにインストールされている忍術アプリを駆使して戦う。アビリティ『影遁・八十八式歪曲迷彩(試用版)』によりダッシュ開始から数秒で透明化し、敵マップに映らなくなりあらゆるターゲットから外れる。前述のイスタカのマピヤロックオンからも外れるためタイマン最強に勝てるタイマン最強の一角。

 アプリを作ってくれているのは彼女の友人の壬生崎みみみ。

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彼女の作った忍術で悪徳企業をぶっ潰す生配信などをして荒稼ぎしている。幽々院ゆららはライバル企業の雇われ忍者。一人称が『俺』。

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こちらもYouTuberで『悪徳企業を焼き払ってみた』などを配信しており全く忍んでいない。商売敵ではあるが仲が悪いわけではないらしく敵が同じ時は共闘したりゆららのきららへの逆ドッキリにみみみが協力していたりする。

 

ヴィーナス ポロロッチョ

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『あらゆる美を愛するラブリーダンサー 美の真髄を極めるために放浪の旅を続けている』

 

 担当イラストレーターはR・Aさん、CVは福山 潤さん(暗殺教室『殺せんせー』など)、楽曲はさつき が てんこもりさん(『ネトゲ廃人シュプレヒコール』『ネクストネスト』など)の『クレイジー・ビート』。

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 世界中を旅して美の真髄を極めようとしているポールダンサー

 攻撃した相手にキスマークをつけて、HAでどこからでも背後に飛ぶことができる。そのため攻撃、転移カードでワープ、HAで戻って攻撃というコンボがとても強力。

 スタート地点に帰る転移カード使用時のボイスで『ジェントルマンは慌てないものよ』『レディたるもの、優雅に行きましょう』と両方の性の台詞を言うため男性と女性、どちらかでなく双方の美を極めようとしている。

 

零夜

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『怪しい秘密結社“MMM”の首脳 とある事件を起こし公安から逃走中』

 

 担当イラストレーターはVoidollと同じちゃもーいさん、CVは斉藤 壮馬さん(あんさんぶるスターズ!『葵 ひなた/ゆうた』など)、楽曲はlumoさん(『スーパーハイ!』『逃避ケア』など)の『パラレルレイヤー』。

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 秘密結社“MMM”の首脳。別の世界線の自分を呼び出したり、行き来したりしているようだが、零夜を追っている公安も別世界の零夜らしかったり割とよくわからない。

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 ロールはスプリンターなのだが、徒歩時は病人のようによろめいて歩き、ダッシュ時はスケボーらしき『天馬エイワズ』に乗りプラズマを纏って走る(当たるとスタン)。HSでは敵を自動追尾するもう一人の『僕』を呼び出しダメージ+強制スタンの空間を作らせる。

 ホーム画面で別世界のプレイヤーとした約束をこの世界のプレイヤーとしたと勘違いして約束を破られたとスネたり、『そうだ、【僕】と別の世界に旅するかい?』と誘ってきたり、指をほめてきたり、夢性能が非常に高い。

 

13†サーティーン†

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『“元”天使、今はワケあって死神。『#コンパス』の世界に潜り込む。』

 

 ヒーローデザインコンテスト優勝キャラ。原案が緋紅さん、イラストはNHNPlayArt社員が担当、CVは小野 大輔さん(デュラララ!!平和島静雄』など)、楽曲は鬱P(『ユニークパレード』、カリギュラの『Suicide Prototype』など)の『天使だと思っていたのに』。聴きなさい。

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 プレイヤーのことを相棒と呼ぶ

 元天使の堕天した死神。常にマスクに隠れている口元に傷がある。

 ロールはガンナーに分類されるのだがHS『堕天変貌』で体力を回復しつつ鎌を使うアタッカーに変化する。

 ホームボイスで他のヒーローに言及しがち。またVoidollの電源ボタンを探していたり、なにかと#コンパスに探りを入れている模様。

 

カードから実装されたヒーロー

 コンパスでは世界観カードからヒーローが実装されることが稀にあり、現在、ソーン=ユーリエフと魔法少女ルルカがこれに該当する。この方法で実装されたキャラは世界観元のキャラをさらに深掘りできる情報を大量に引っ提げてくるので好きなキャラに来ると嬉しい。

 

ソーン=ユーリエフ

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『蒼王宮に幽閉された 魔獣を宿す少年 実兄アダムの役に立とうと魔術を勉強している』

 

 アダムと同じくイラストレーターは狂zipさん、CVは天﨑 晃平さん(ヒプノシスマイク『山田 三郎』など)、楽曲はEveさん(『アウトサイダー』、『ナンセンス文学』など)の『やどりぎ』。

(楽曲フルサイズが未投稿なので実装決定時のユーザーの悲鳴を貼っておきます)

 アダム=ユーリエフの弟。兄弟が王宮に招かれる原因になった事件の際に【終焉禁獣】グラナートを体内に宿し強大な魔力を手にしてしまった上に、魔術の制御が得意ではないため王宮に幽閉されている。

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 聖歌隊に所属しており歌には自信がある。

 ロールはガンナー。兄と同じ任意の場所に氷柱を出現させるHAを使い、近くに兄がいるとHSが勝手に貯まる。さらにリリカと同じ最長射程で、初心者向けのガンナーとして扱いやすい。

 

魔法少女 ルルカ

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『「魔法少女リリカルルカ」の主役 「リリカ」とずっと一緒にいる』

 

 リリカと同じくイラストレーターはクロワさん、CVは市ノ瀬 加奈さん(マイ・ブロークンマリコ第1話試し読み動画『マリコ』など)、楽曲もリリカと同じかいりきベアさんの『アイ情劣等生』。

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 魔法少女リリカルルカ」のW主人公の一人。リリカと同じリラルラ女学院の中等部2年。クラスの委員長で、制服時は眼鏡をかけている。衣装バリエーションで、リリカと対になるものやお揃いのものが多い。

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【マスカレード】シリーズ

 

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【リラルラ女学院 指定制服】

 

 ロールはアタッカー。マジカルステッキで物理的に殴ってくる。リリカが全ての攻撃カードに適正がないのに対し、ルルカは全てのカードが速い。また、アビリティ『ずっと いっしょ だよ?』で敵味方問わずリリカが死亡すると『マジカル★パワーアップ』し、移動速度と攻撃防御が上がる。リリカがリスポーンすると強化が解ける。ヒーロースキルの名前は『『あの子』の側に 近寄らないで』(前方に円状の火球を投げる)。

【ルルカ実装PV】

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【ルルカ実装時の悲鳴】

はい。

 

後書きです(読まなくていいよ)

 ライアリ実装ヒーローってそんなおらんやろ!いけるいける!と軽い気持ちで書き始めたらメチャクチャ時間がかかりました。普通に20体以上いましたね。個人の目線からの記事なので重要な情報の抜けやキャラクターによって情報量の偏りが大分ありますが大体こんなもんと目をつぶっていただけると幸いです。コンパスヒーローは【何よりも楽曲が雄弁】なので気になったヒーローがいたらとりあえず曲を聴きに行くことをおすすめします。今後とも#コンパス及びライブアリーナをよろしくお願いします。

【Caligulaシリーズ ネタバレあり感想】彼女の“何か”になれただろうか

 2021年7月某日、私はCaligula2(以下カリギュラ2、もしくは2)をクリアした。あれからまる1年が経過し、クリアした日付も思い出せないことに少しの寂しさをおぼえる。

 

カリギュラ2ってどんな話?】

 最初に、うっかりカリギュラ2を知らないのにこのページを開いてしまった人のためにカリギュラ2のあらすじを説明させてほしい。なるべく多くの人に興味を持ってほしいしカリギュラ2を好きになってほしいので。2からでも全然遊べるので気軽に手に取ってほしい。

 

 カリギュラ2はどうしてもやり直したい『後悔』を抱えた人間が、“リグレット”というバーチャドール(現実でいうボーカロイドのような音声合成ソフト)の歌を聴くことで、やり直しの世界“リドゥ”にいざなわれ、『後悔』をやり直したIFの姿で悲しみや苦しみのないぬるま湯のような理想世界に囚われる。

 主人公である“私”(カリギュラシリーズは過去作のCaligula (以外無印)、無印の“過剰強化”版のCaligula OVERDOES(以下OD)含め全ての作品で主人公=プレイヤーを推奨しており、主人公にデフォルトの名前は存在しない)は、リドゥで平穏な生活をしていたある日、唐突に現実の存在を思い出し、この世界が偽物だと気づく。その原因はリドゥに穴を開け現実の情報と共に飛び込んできた、リグレットとは別のバーチャドール(それも無印/OD本編における一連の事件を巻き起こしたバーチャドール、“μ”の未発表の後継作品)“キィ”の影響だった。

 キィは現実の存在を思い出した私を生死を共にする“ハンシン”として選び、「この世界は間違っている。だからぶっ壊して現実に帰ろう!」と、半ば強引に現実への帰還を提案する。そして主人公は現実の存在に気がついたイレギュラーを排除しようとする、リグレットに心酔した一般人が変化した怪物“デジヘッド及び、リグレットに楽曲を提供し、リドゥを維持し続けている“オブリガードの楽士”と戦える力カタルシスエフェクト”を与えられる。

 以降主人公とキィは、自身と同じように現実の存在に気がついた人々を集め、現実への帰還を目的とした『帰宅部を結成し、現実への帰還を目指す。

 

 しかし帰宅部の面々も、オブリガードの楽士も、理想世界で穏やかに過ごしている一般人のひとりひとりに至るまで、全ての人が現実ではどう足掻いても取り返しのつかない『後悔』を抱えているからこそリドゥにいる。

 相手のことを知れば知るほどその人のトラウマが、コンプレックスが、傷が、『後悔』が、浮き彫りになっていく。ならば帰宅部の皆はなぜそれでも現実に帰ろうとしているのか?その核心に踏み込む時、この作品は問いかけてくる。「彼の心の奥に踏み込みますか?」と。踏み込むか踏み込まないかはプレイヤーの自由。『見てはいけないものこそ見たくなる』カリギュラ効果”をタイトルに冠する本作らしいシステムだ。

 頼れる仲間の知りたくなかったおぞましい『現実』を知ってしまったとしても、自分を信頼し、『現実』を開示してくれた相手を己の言動で傷つけて拒絶されてしまったとしても自己責任。是非後悔のない選択をしてほしい。

 

 対応ハードはニンテンドーSwitch及びPS4、そして最近steam版が配信された。ダウンロード版はまずまずの頻度でセールを行なっているし物理ソフトもamazon等で発売直後よりはやや値下がりしているためお求めやすくなっている。気になった人は是非購入してほしい。

 

【以下カリギュラ2及びOD及び小説版及びアニメ版のネタバレあり】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カリギュラ2クリア時、まず最初に得た感情は“安心”だった。

 

 エンディングを見て、ニンテンドーSwitchの電源を切った私は、間違いなく“リドゥに囚われ、それでも現実に帰ろうとし、現実に帰還した二代目帰宅部の部長”だった。現実はリドゥと違い優しくない。いいことばかりではないしむしろ自分の思い通りに行くことの方が少ない。最後の最後で小鳩先輩が

「くっそ、やっぱ帰るのか……あそこに……。ハァ……帰るんだよな……。こえぇなぁ……。」

 と溢してくれたことが本当に嬉しかった。私たちがラスボスを倒した先に待っているのは世界の平和ではない。勇者達への賞賛でもない。ただ各々の今までが堆積した先の現実。それだけだから。

 けれど、少しだけ今までとは違うことがある。それはリドゥでの記憶だ。確かにリドゥは壊さねばならない理想の世界であったけれど、リドゥに呼び込まれたおかげで私達帰宅部は出会えた。

 私と同じように大なり小なり心に傷を抱え、後悔を引きずり、人生をどうしようもなくしてきた人々と出会った。どうしようもない者達のかきあつめ集団なりに、時に互いでぶつかり合い、傷をつけたりつけられたりしながら、それぞれに現実と向き合い、折り合いをつけ、夢のような時間をくれた理想に立ち向かって勝利した。「どうしようもないオマエたちのことを最高に愛している」と言ってくれる偶像と出会えた。

 この経験を支えに生きていける、とまでは言えないけれど、この世界のどこかに愛おしい帰宅部の皆がいて、世界の隙間に私のことを愛しているキィがいる。その事実は確かに私の心に『私はひとりではない』という安心をくれた。カリギュラ2は最高のゲームで、リドゥでの日々は私の最高の思い出である。

 

 ただ、どうしても、どうしてもひとつだけ、凄まじく個人的な事情で、カリギュラ2(及びOD)に関することで1年強ほど経って未だに喉に引っかかって飲み下せないことがある。

 

 

水口/天吹茉莉絵(ウィキッド)にとって、私はなんだったのだろうか。

 

【はじめに】

 この感想は“水口/天吹茉莉絵(ウィキッド)”(以下茉莉絵に統一。水口であること、天吹であること、ウィキッドであることが重要な際はそれに合わせ記載)と出会い、語り、その在り方を見て私が抱いた思いと私がその思いに突き動かされて起こした行動をメインに、茉莉絵と生きてきたOD〜2エンディングまでを振り返る茉莉絵対私の超ピンポイントな感想である。

 意味がわからない人もいると思うし、公募感想に投稿していいものかも怪しいが、どうしてもこの感情を文字にして書き起こしたいとずっと思い続けていたので、この機会に言葉にしてみようと思う。

 

(尚私は無印カリギュラ未プレイである。無印とODによって異なる要素などは確認できていないことをご了承頂きたい)

 

【目次】

 

【ODの私】

 OD最初のエンディングで、私は楽士Lucidとして帰宅部員全員を裏切った。

 メビウスを存続させ、結果として世界を滅ぼした。

 “ここがルート分岐ですよ!”とわかりやすく教えてくれているこの作品で初エンディングに裏切りエンドを選んだのは、『帰宅部エンドが正規ルートだろうから先にバッドエンド見ておこう』というゲーマー的心理ではなく、『ここまで一緒に来た帰宅部の面々を土壇場で思いっきり裏切ったらどうなるんだろう……』という、してはいけない事ほどしたくなるカリギュラ効果のせいでもない。

 

 個人的な話なので詳細は割愛するが、単純に言ってしまえば、私はODで語られた茉莉絵の最低で最悪な人生に共感し、そして現在の茉莉絵の在り方に尊敬の念を抱いた。当人にこんなぺらぺらの言葉を言おうものなら『同情なんか反吐が出る』『一緒にすんな気持ちわりぃ』などとしこたま罵倒された上で爆殺されそうな話ではあるが。

 

 茉莉絵のそれとは当然規模も、種類も、痛みも違うが、私も私の人生はスタート地点から最低で最悪で、一縷の望みもないものだと思っており、死ぬまでこのどうしようもない人生が続くということに不意に気付いた瞬間から、ずっと漠然とした絶望を抱えて生きていた。

(話は逸れるが、そういう想いを抱えていたため、カリギュラシリーズがどんな小さな悩みや傷、つまずきも、逆に世界に関わるような大きな問題でも、全て平等に当人からすれば “地獄”そのもので、理想世界に逃避するだけの理由になりうる。と描いてくれたことは救いであった。私は、私を理想世界に誘ってくれたμに、リグレットに、「それは辛かったね。苦しかったね。もう苦しまなくていいんだよ」と私の“地獄”が“地獄”であると肯定された。それ自体はとても嬉しいことだった)

 

 だから、“彼女の理不尽な暴力に手を貸し、私の手を彼女と同じように汚していくことで“共犯者”として彼女に認められる”という構成のウィキッドのキャラクターエピソードを進めていくうちに、彼女に対してどうしようもなく惹きつけられた。

 彼女は、“生まれた場所”という理不尽のせいで暴力と否定の中で育ち、やがて“普通”を“普通”として当たり前のように享受しながらぬくぬくと育った他者の人間関係をぶち壊すことに生きがいを見いだした。

 その経験を元に愛や友情や絆を哄笑し、憎しみや嫉妬、裏切りなど人間の腹の中の黒々とした感情をぶちまけたような楽曲を作るようになった。形こそ暴力的であれ、理不尽な世界に牙を剥き、幸せを当たり前のように貪る人間たちに、お前たちの生きている世界は一皮むけば汚物まみれであると詩を書き殴り、μに叫ばせた。

 不幸な自分に酔い、エンエン泣いて脳内物質を出して1人で気持ちよくなっているような私と違い、彼女は自分をぶっ壊した世界を、八つ当たりめいてはいるが彼女なりのやり方でぶっ壊そうとしていた。世界に反抗していた。そうでもしないとやってられないとばかりに。

 

 だから、彼女の最後のキャラクターエピソードを読んだときに思った。

「私の現実なんてとっくに終わってるよ

いや……終わりたくても終われないから、

壊してもらえるなら逆にありがたいくらいだね」

 

「あと私にできるのは、

世界の崩壊を特等席で眺めることだけ

そん時が来たら、腹抱えて笑ってやるよ

あ、お前も一緒に見る~?

どうしてもっていうなら、混ぜてやってもいいよ

お菓子持参な~?」

 

 このまま帰宅部として現実に帰り、メビウスを破壊し現実を存続させたとする。そうすればメビウスに囚われていた人々は現実に帰り、現実がメビウスに侵されることもなくなり、私達帰宅部も怖いけれどそれでも帰ろうと決意した現実に帰れる。全体で見ればハッピーエンドだ。

 けれど、世界の理不尽に傷つけられ歪みきり、果ては脊椎を損傷し指一本たりとも動かせず、数少ない身内にすら死を願われている最悪の地獄に茉莉絵が帰ってしまう。都合の良いハッピーエンドも、それでもやっていくしかないというビターエンドも、彼女には用意されていなかった。

 世界を救い、誰も知らない英雄として少しの希望を持って優しくない現実に帰るか、世界を終わらせた最悪の裏切り者として果てが見える壊れかけの理想世界を存続させるか、この二択を与えられた瞬間に結論は出た。結果として今まで共に困難を乗り越え、絶対に現実に帰ろうと希望を共有した帰宅部部員たちに最低の裏切り者と誹られようとも、メビウスだけでなく現実世界の崩壊を招こうとも構わなかった。

 

 話は記事冒頭に戻る。このような超個人的な理由で私は帰宅部を裏切り世界を滅ぼした特に後悔はなかった。むしろその後に見た帰宅部エンドのアニメーションで映った病院で酸素吸入器に繋がれた茉莉絵らしき人を見たときになんとも言えない悲しさに襲われた。

 

 ちなみに私がカリギュラODを購入したのは2021年GWのことだ。

 18年頃に友人に上田麗奈が有名ボカロPの楽曲を歌いまくるすごいゲームがある」と言われたことがあるとぼんやり記憶しているのだが、当時はゲームハードをひとつも持ち合わせていなかったので関心は「ふうん、そういうものもあるのか」程度に収まっていた。

 その数年後、別のゲームを目的にニンテンドーswitchを購入して、ある日のニンテンドーダイレクトカリギュラ2が発売されるとの発表を見て「そういえばそんなゲームあったなぁ」と存在を思い出し、なんとなく情報を追っているうちに起用されるボカロPや声優陣の豪華さ、そして偶像殺し×現代病理という不穏すぎるテーマなどを知っていくにつれて徐々に関心を抱き、購入してみようかな……と思うに至った。

 2の購入を決心して、2をやるならまず前作をやるべきと考え、switchに移植されていたODを2の発売ひと月前に遊び、完全ノーマークだったキャラクターに世界をぶっ壊すほど入れ込んだ。というのがこの話の始まりである。

 

【小説版の私ではない誰か】

 ODの二つのエンドを見てから、小説版があること、それも茉莉絵がメインのものであると知り急いで電子で購入した。物理の再販待ってます。

 

 まず小説版主人公は私ではない。名前こそ出ていないが、彼はきちんと帰宅部と共に現実に帰還した。その帰還の途中で茉莉絵の記憶に触れる旅をして、茉莉絵の過去を知り、茉莉絵の痛みに触れた。μの提案で今の茉莉絵を現実に帰す前に、茉莉絵を癒すためだけのちいさくて、やさしい、作り物の世界を生み出すに至った。作り物の世界の茉莉絵は幸せそうだった。

 

 

……アレ?

【2の私】

 

 ODをクリアした後から、小説版やアニメ版を見るのと同時にぼんやりした情報しか持ってなかった2の事前情報を増やそうと2の公式サイトやYoutbeをよく見るようになった。そして『彼女』を見つけた。

www.cs.furyu.jp

……????????

 

 天っ、天吹茉莉絵????????“茉莉絵”????????CV:渕上舞???????????茶髪茶目?????????「……手すりが折れてここから落ちたら死んじゃいますね。」???????????

 

 『天吹』という名字、チャームポイントのトラテープネクタイがないことこそ気になれど、どの情報を切り取ってもどう考えてもODで出会った茉莉絵である。あの、茉莉絵である。何でリドゥに、何で帰宅部側に?

 

 彼女が帰宅部に参加するのは3章冒頭。帰宅部という言葉に何か引っかかった彼女は自身の現実を思い出せないままカタルシスエフェクトに覚醒する。胸に咲く花はスノードロップ。武器は二丁拳銃。両手首は爆発でもしたかのように弾け飛んでおり、背中側には制服を突き抜け飛び出た背骨と腰あたりに小さな翼

 

 カタルシスエフェクトは心の貌と本編の中でキィが言っていた。スノードロップは言わずと知れた彼女の誕生花だ。花言葉『諦め』『希望』。爆散した両手首は今は忘れていたとしてもかつての彼女のアイデンティティそのものだろう。突き出した背骨はどうしようもない彼女の現実の象徴で、翼は彼女のために小さな優しい世界を作った歌姫へのリスペクトだろうか。

 

 じゃあ、二丁拳銃はなんだろうか。何を元にしているかはわかる。それは無印/OD主人公のカタルシスエフェクトだ。しかし、ODの私は茉莉絵に対して何もしていない。確かに楽士エンドでは現実の彼女がどうあがいても手に入れることができない『終わり』をプレゼントすることはできた。しかしその世界はメビウスの終わりと共に失われている世界だ。

 2は明確にOD帰宅部エンドと地続きの世界である。楽士エンドの記憶なんてあるはずがない。それに私の帰宅部エンドはLucidとして楽士ウィキッドの過去と願いを知った上でメビウスをぶっ壊して最低の現実に返したクソ野郎のエンディングだ。

 

 そう考えると、茉莉絵のカタルシスエフェクトに面影を残すほど影響を与えた主人公とは、小説版主人公ではないか、と思う。帰宅部として現実に帰りつつも、ウィキッドのことが気になりメタバーセスで彼女に触れ、彼女のためのミクロメビウス作成の発端になった主人公。私ではないことは確か。

 カリギュラにおけるゲーム主人公=プレイヤーそれ以外の自分で思考して行動した主人公≠プレイヤーという構図は、アニメ版主人公が『プレイヤーが絶対になれない立場の人間』となっており、かつシナリオが無印のそれから大きく変更されていることで、その徹底ぶりが伝わってくる。

 更に言うなら彼は無印主人公で、私はOD主人公だ。彼がメタバーセスで知った茉莉絵の話を、私は茉莉絵の口から直接聞いている。私は世界をぶっ壊すことでしか茉莉絵に何かを与えることはできなかったが、彼はメビウスを存続させたい人々を打ち倒し、現実へ帰還した上で茉莉絵に小さな救済を与えた。私が片方しか選べなかったものを彼は両取りしている。そりゃあカタルシスエフェクトにも影響を及ぼすだろうな。よかったね。

 

 しかしもう一度私に茉莉絵と関わる機会が訪れた。というかカリギュラ2を始めた時点で訪れていた。だってカリギュラ2の主人公は私だから。

 

 6章。茉莉絵、そしてリドゥそのものの存続に関わる事実が明かされる。リドゥはμが茉莉絵のために作り出したミクロメビウスを母体に生み出された世界で、故に茉莉絵が特異点となっており、彼女を殺せば今すぐにでもリドゥは崩壊し、現実に帰還できる。

 私に今一度課された選択。茉莉絵を『殺す』『殺さない』か。茉莉絵は『自分を殺して現実に帰って』と言う。私にとってその選択は、ODの時のエンド分岐の再演に思えた。

 ODでは『茉莉絵を救わず、現実に帰還する』『現実を崩壊させ、茉莉絵を救う』か。カリギュラ2では『茉莉絵を殺し、現実に帰還する』『リドゥを存続させ(リドゥ脱出不可能及びリドゥ拡大による現実崩壊のリスクを負い)、茉莉絵を生かす』か。

 ODでの茉莉絵は終わりたくても終われないから、世界がぶっ壊れて何もかもなくなるならそれでよしという破滅思考で答えを出し、2では現実に希望なんてない自分を殺して帰宅部の皆が現実に帰れるならそれでいいという自己犠牲精神で答えを出した。

 

 水口茉莉絵と、天吹茉莉絵。両者が出したこの結論は対極なようで『自分は現実に希望がないから、死んでも構わない』という点で根は同じである。

 本人も言ってたように『どっちが本物とかねぇんだよ』というのは、きっとその通りなのだと思う。方や反社会性人格障害の水口茉莉絵、方や裏表のない優等生の天吹茉莉絵。この二人が同一人物となると二重人格とも囚われかねないが、送ってきた人生が異なるから在り方が違う。それだけで本質的にはどうしようもなくひとりの人間だということを、茉莉絵は、ウィキッドは、茉莉絵を殺すの選択肢の最後と、茉莉絵のキャラクターエピソードの最後で証明してみせた。

 

 当然、私は迷った。今の彼女はかつてと違い破滅の中に救済を見出していない。けれど彼女の現実は相も変わらず絶望でしかない。ここで彼女を殺せば確実にリドゥは壊れる。どうすれば……

 

 ここで私が利用したのは“メタ読み”だった。最悪だが有効ではある。

 第一に、茉莉絵のキャラクターエピソードが6章時点で完結していない。茉莉絵の席の目の前のキーボードスタンドの謎も解けていない。あと楽士再推しの件さんが出ていないここで終わるのはどう考えてもTrueではない。まだ茉莉絵に何か希望があるかもしれない。そんな一縷の望みに掛けて無責任に茉莉絵を生かした。

 

 そして最終章でTHRUSTとかSHOOTINGいっぱい使ってくるし取り巻きも呼ばないからカウンターされてずっと空中に浮いているうちに倒されている医者の楽士を反面教師に、大人になり可能性が狭まっていくことを恐れていた劉都が『自分が医者になり、クランケや茉莉絵を治す』と自分で自分の道を決め、茉莉絵を救うと言った。

 

 茉莉絵は『現実に戻れたら何がしたい?』というWIREでの問いに

「戦いたいです

私の戦いはじっと耐えることです

あなたがくれた希望を抱きしめて」

 と回答する。現実帰還後の茉莉絵の“これから”は戦いだ。永遠にも感じられる無の中で耐え続ける孤独な戦い。だからこそ、私たち二代目帰宅部と過ごした時間が、少しでも茉莉絵の慰めになってくれることを祈る。天才的で少し生意気な医者が彼女を救ってくれる日まで。

 

 小説版の時からうっすらと抱いていた疑念が確信に変わった。

Lucidくん。滅ばなかった世界の方が茉莉絵幸せになれそうだよ。

 

 

【宛も価値もない透明人間くん】

 上記の通り、小説版の顛末、2のエンディングを見れば、結局のところカリギュラにおける一番最初の私、OD楽士エンドの私がしたことはただただ世界を滅ぼし茉莉絵を殺し、あり得たかもしれない未来を潰すだけの最低の行為だった。薪を抱いて火を救うな。

 『生きてさえいればどうにかなる』みたいな綺麗な言葉を、汚い私は使いたくないが茉莉絵に関しては全くもってそうだったというわけだ。

 

 ゲームのカリギュラシリーズにおいて主人公は常に“私”だ。このブログを書いている“私”。ユーザーネーム犬魚倞

 コイツは一人のために世界を滅ぼす遠因を作り出した最低の人間であり、世界を救う代わりに一人の人間を地獄のような現実に帰した最低の人間であり、その“一人”が救済されるかもしれない可能性を作った主人公らしい主人公。この三人のカリギュラ主人公全て私。

 この三つの私は私の中では同一で連続した一人であるが、茉莉絵たちカリギュラシリーズの登場人物たちの中ではそうではない。こればかりは私が帰宅部部長として帰宅部部員とともに歩む人間であると同時に、カリギュラというゲームのプレイヤーで現実で生きる人間』であるから生じる瑕疵であり、本来気にしなくてよい部分だと思われるのだが、どうしても飲み下せない。

 

 楽士エンドの茉莉絵は、あそこで世界が終わらなければ自身が救われる可能性があった。ということを知らぬまま死んだ。私のせいで。

 帰宅部エンド→小説版→2と生きてきた茉莉絵はそもそも私がLucidであったことも、茉莉絵を救おうと世界を滅ぼした最低の人間だったとも知らない。だというのに2の私は茉莉絵を生かした結果、茉莉絵の人生に光を差し感謝される。このねじれがずっと私を苦しめている。

 結局の所ODの私はどちらのエンドでもひたすら茉莉絵の幸福の邪魔しかしていなかった。救ったのは小説版主人公だ。2では助けになれたかもしれないが、茉莉絵は私の過去の狼藉を知らない。

 

 けれど、茉莉絵のキャラクターエピソード最後のあの一言、天吹茉莉絵でありながらどこかに “彼女”の面影を感じるあの数音の言葉だけは、全ての私を包含して見てきた彼女が発した言葉に感じられて、少し、救われた。

 

 もしも、もしもこの最悪の人間に今後も茉莉絵と共にあることが許されるのならば、あなたの歌を聴きたい。

 水口茉莉絵。天吹茉莉絵。ウィキッド。あなたを呼ぶ名前はたくさんある。けれど、現実に還ってきたあなたは、そのすべての記憶と経験と感情を持つあなたは、私がよく知る上で全く新しいあなたなのだろう。

 そんな“今”のあなたが作る歌を、いつか聴きたい。それだけが、私の望み。

 

 

 

 

 

【蛇足】

 ところで、カリギュラ2のハッピーエンドは確実に茉莉絵が殺されないエンディングの方だったのだが、茉莉絵の話をする上では殺すの方のエンディングの話もしなければならない。

 二代目部長のカタルシスエフェクトで胸を貫かれた茉莉絵は、大量に出血をし倒れるが、苛立ちの絶叫と共に立ち上がる。そしてその姿は豹変しており、丁寧に編まれたおさげはぐちゃぐちゃに乱れタイは歪み瞳は鋭く開かれどこから出てきたか全く分からない防弾チョッキを纏っている。その姿は、どう見ても私が出会い、世界を滅ぼすに至ったひと、ウィキッドだった。

 彼女は“記憶にプロテクトをかけていたんだろ”と言う。プロテクトが外れた。その言い方は封印されていたものが開いてしまったというニュアンスしかなく、天吹の記憶を上塗りした様子はない。きっと、この時点で目覚めた彼女は天吹茉莉絵であり水口茉莉絵でありウィキッドであったのだろう。

 そして目覚めた彼女はくそったれ人生のエンディングとして我々帰宅部と戦おうとする。バトルフィールドに流れるコスモダンサーのリリックビデオ、更にリグレットボーカルのコスモダンサー。(急に5年前の懐メロリクエストされて答えられるリグレット偉いね……)

 さっきまで並々ならぬ感情を抱いていた相手を刺殺したばかりの人間とは思えないほどテンションが上がったことを記憶している。

 

 さらに、ウィキッドが戦闘中に使ってくる二丁拳銃の連続射撃技、その名前が“クアッドトリガー”

 

 

……クアッドトリガー!?!?!?!?!?!?!?!?!?

 

 クアッドリガー。それはカリギュラ無印/ODをプレイした皆様ならばもうありえないくらいお世話になって雑魚敵に出会うたびに脳死で3連撃カチカチカチと連打していたであろう、無印/OD主人公の通常技だ。威力は110。ヒット数は4。ゲームが下手でEASYを選択していた私はこれとカウンター3種とオーバードーズスキル以外の攻撃技を使った記憶がほとんどない

 

 その技をウィキッドが使ってくる。全く同じ名前で、二丁拳銃の交互射撃合計4発のモーションで。

 正直、カリギュラ2で一番興奮したシーンは?と聞かれたら正直にウィキッドがクアッドトリガーを使ってきた時』と言うと思う。『茉莉絵のカタルシスエフェクトに影響を与えるほど関わった主人公は小説版主人公で私じゃないです』とかスネていたの撤回させて。

 

 思い返してみれば、小説版で小学四年時の茉莉絵は長い髪をおさげにした可愛らしい優等生のクラスメイトを貶めようとして失敗した際、『そうか、次はこういう見た目にしよう』と考えていた。実際に、私たちが出会った水口茉莉絵も、天吹茉莉絵も、どちらも『長い髪をおさげにした可愛らしい優等生』だった。

 彼女は自分の獲物をよく見ている。そして獲物の持つ強みが自身に応用できそうなら柔軟に吸収する。だからこそ、二丁拳銃という慣れない武器を手に取った時に、咄嗟に出てきたのが彼女の計画を打ち破った仇敵である私のクアッドトリガーだったのじゃないかと勝手に思っている。だとしたらちょっと嬉しい。

 

 ちなみに天吹茉莉絵の同モーションの技の名前は“アルファトリガー”威力は90、ヒット数は4。攻撃衝動スティグマ“デジャヴュ”から覚えることができるパッシブスキル“優等生の源泉”を装備すると“アルファトリガー+”に変化し、威力110ヒット数4となる。そういうのが一番好き。

 

 のどぐろ好き(ウィキッドのそれは『腹膨れりゃ一緒』と別のところで言っていたので高級魚を頼むことでこちらを困らせようと思っていたのだと考えていたが天吹もそうだったので普通に好きだったんだなと感動した)も、尊敬している偉人がノーベルなのも、コーヒー派なのも、春が苦手なのも同じ。ただ自分の誕生日の受け取り方や作曲のスタンスは違う。

 どうしようもなく同一の人間で、生きた場所だけが違かったふたり。ふたつの人生の記憶を抱えた茉莉絵が目覚めた後、再会した私に対して舌打ちをするか微笑んでくれるのか、もしくは全く想像だにしない反応をしてくれるのか。今から楽しみだ。

 

【#うたミル】第3話感想 回収したタイトルを次話で撤回するオーディオドラマが無料!今すぐ見ろ!!

  犬魚倞です。

  自身がやりたい!と初期衝動を抱いたはずのタスクに期限を設けた瞬間、今じゃなくていいやとめちゃくちゃ後回しにして何もかもをおしまいにすることが得意です。鉄は熱いうちに打てってそういうことね。もはや遅刻どころでは済まないレベルの周回遅れをしているので投稿する意思が存在するだけ偉いと思うことにしました。頑張るぞ。

 

 改めまして、こちらは【うたミル】の感想書いちゃおっかなブログ、第3話になります。

前書きです

こちらのブログでは「アカペラ」をテーマにキャラクターと声優陣の成長を共に描く音楽プロジェクト【うたごえはミルフィーユ】(略称【うたミル】)第3話を見ての私の感想を書いていきます。もちろんネタバレが含まれますので3話未見の方は3話を完全初見の方は是非第1話、2話、3話を視聴してからご覧くださいうたミルは1話15分前後のボイスドラマだからとても気軽に見られるので、この機会にでも是非ご覧になってみてください。いや本当にコミカルな台詞回しとか濃すぎてちょっとどうかしているキャラクターたちとかそういう強いものがゴロゴロ転がっているのにきちんと整頓された芯のあるストーリーラインがスッと通っていてどこをとってもクオリティの高い作品なのでどうにか見てください。15分に収まっていることがほとんど奇跡みたいな更新タイミング不定期の物語をキミも追いかけよう。

 

1話

youtu.be

3話

youtu.be

 

【3話雑感】リフレーミングが実益として帰って来る時ってあるんだ

 

 3話。タイトルは【うたごえがミルフィーユじゃない!】です。ちなみに2話のタイトルは【うたごえはミルフィーユ】

……?

 

 メインキャラクターが揃っていない第2話でタイトルを回収するし、続く第3話で即時撤回する。うたミルはそういうことをする。置いていかれるなよ。

 

 改めまして第3話、アカペラ部の練習風景。始めたばかりのアカペラに難儀するウタムスブも何やら上手くいっていない様子。

 2人は『ムスブが1st、ウタが2nd、レイレイが3rdでコーラスの練習をして、3日後にどれだけ上手くなったかを見せてもらう』とアイリ先輩に課題を出されていた。

 

「コーラスはこんな感じで常にハーモニーを作りながら歌うの」

「コーラス組はずーっとハモりあう位置関係で一緒に動き続けるんだよ。楽しそうでしょ〜」

 アイリ先輩は人と人との繋がりを感じられるアカペラに掛け替えのない魅力を感じている。(公式紹介文参照)だからこそ最初から終わりまでずっと互いを意識するコーラス組が好きなのだと思う(紹介文のリードボーカルは極力やりたがらない』にはおそらくそれ以上の意味が含まれているのだろうが)

アイリ | MEMBER | うたごえはミルフィーユ(うたミル) 公式サイト (utamille.com)

 

「難しそう……できるかな、私に」

「できるかじゃない。やる。アンタがさっさとコーラスできるようにならないと、私が気持ちよく歌えない

「ヒィィ……」

「まずは楽譜しっかり覚えてくること」

鳴らすべき音さえわかっていれば、ハーモニーになるでしょ

 ムスブの「鳴らすべき音さえわかっていれば、ハーモニーになる」という発言に対し何か言おうとしたレイレイを止めるアイリ。アイリ先輩の教育方針は割と習うより慣れよタイプらしい。

 

 (私は小中学の音楽の評定がずっと2〜3で、歌の試験で恥ずかしがらずデカい声で歌い、態度点のみで評定を稼いできた人間なので音楽の基礎も怪しいです。なので以降の文章は大いに間違っている可能性があります。私と同じように音楽の素養がない人は「こいつそれっぽいことを並べて適当言っているな」と話半分に聞いて、音楽わかる人は「ここ間違ってるな」と怪しい部分を半目で見ながら読んでください)

    楽器ひとつとっても使い方さえ教えて貰えば多分誰でも『ドミソ』の音を鳴らすことはできる。しかし管楽器ならばそこに息の吹き込み方、弦楽器ならば弦の弾き方など、プラスアルファの要素が伴うことで素人の『ドミソ』とそのシーンに適切なプラスアルファを乗せた人の『ドミソ』では聞こえ方は全く変わるだろうということは何となく理解できる。

 しかも彼女らがやっているアカペラは和音を奏でるならば1st、2nd、3rd各々が『ド』、『ミ』、『ソ』の音一音ずつを担当する。例えるならばピアノの鍵ひとつひとつをコーラスひとりひとりが担当している状態だ。他の楽器ならば1人がひとつの楽器で奏でる音を3人で奏でる。そうなれば当然、3人の協調は必須だろう。

 

 そんなアカペラに対しムスブの高いプライドと協調性のなさである。そりゃあ最初に壁にぶち当たるわ。

 

「で、3日間部長は何をするんですか」

「そりゃあ勿論……ハーモニーを探しに。じゃああとよろしく〜♪」

 古城愛莉に自由を与えるな

 まだ4話しか見ていないのに彼女のヤバさだけはめちゃくちゃに理解させられている。この危険人物回収人を止められる人間が現状いない上、同級生のレイレイがアイリ信者である以上今後も現れなさそうなのが恐ろしい。誰か止めようよ……

 

 話は現在に戻る。アイリ先輩に「コーラスのどこが難しかった?」という問いに、それぞれ「あの日聴かせてくれたみたいに!ミルフィーユにならないんです!!」「私の声が立ちすぎている」とそれぞれの気づきを獲得した2人。

 

「コーラスは音が合っているだけじゃなくて、3人の音色が混ざり合うように工夫しないと、綺麗なハーモニーにはなりません」

「そうか……部長たちはリードのときとコーラスのときで声の出し方を変えているのか」

「そこまで気づいた?流石だね」

「コーラス相手に合わせて浮かないようにコーラスの音色は調整しているよ」

「理想はコーラスが何人いるかわからなくなるくらい1つになることだねぇ」

「そうか、先輩2人とやってる時は合わせてもらったからそんなことにも気づかなかったんだ……クソ……」

 音色(おんしょく)って読み方されるの初めて聞いた。Wikipediaによると【JISでは「聴覚に関する音の属性の一つで、物理的に異なる二つの音が、たとえ同じ音の大きさ及び高さであっても異なった感じに聞こえるとき、その相違に対応する属性」と定義されている。】らしい。

 要はピアノならば同じ鍵を押して同じ音を鳴らすとしても、その人が鍵を押す速度強さ重みなどで同じ音でも違う音に聴こえることが『音色が違う』状態らしい

 コーラス隊ではなるべくこの『音色』を綺麗に混ざり合うようにすることが大切で、今までムスブが綺麗にコーラスを歌えていたのは先輩2人にそれとなくムスブの音色に合わされていたからだと。ムスブは別ジャンルの音楽系経験者(公式サイトによると『声楽の道を志す根っからのボーカリスト』)だからこそのつまずきもあるが、だからこそわかることもあるし、アイリ曰く『そもそもの才能が違う』とのこと。

 

「あ、あのー、ヒントというか怒られる前に……自首というか。あのー、私が八方美人なせいでご迷惑をおかけしたというか……」

「八方美人?なにいってんの?」

「あの、えっと、ムスブちゃんがここで強くしたいとか、レイレイ先輩がここは抑えたいみたいなの、そういうの感じていたんだけど、私がどっちに合わせていいかわからなくて……そのー」

 

「……ウタちゃんは演奏中に周りのことをよく観察しているんだね」

「ね、性格かなぁ。ネガティブで、気にしいのウタちゃんだからこそ、見逃さないんだね」

「本人が嫌がってる部分も武器になるんだから。やっぱいいなぁアカペラ」

 『極度の人見知りの内弁慶でヘタレでチキン』なウタの周りの空気をめちゃくちゃ読み、相手に必死に合わせようとする力がアカペラだと相手の気持ちを読み、音色を合わせられるという強みになる。

ウタ | MEMBER | うたごえはミルフィーユ(うたミル) 公式サイト (utamille.com)

 ネガティブな自分のことが好きでないウタが、ネガティブな自分のまま、無理に変わることなく輝ける場所がアカペラかもしれない。

 

「……いいコンビになりそう」

「そうだね……ん?私達より?」

「ん?それはどうでしょう♪」

 縮地みたいな速度でイチャつかないでほしい。

 

 会話で意思の疎通が取れない歌唱中に、互いの意図を汲み取るため、手を繋ぎながら歌う練習法を教えるアイリ先輩。力の入り方などで相手の気持ちも分かりやすい。

 

「聖さんのところ?」

「うん」

「部員揃ってきたから大丈夫なのに」

「聖さん相手に急にふたりとも行かなくなるわけにはいかないでしょ」

「それもそっか……」

 レイレイ先輩が部員が足りない頃にお世話になっていた大学のサポートに行くために退出。なんか……年上の女性に借りられるレイレイ先輩送り出すアイリ先輩の絵面……なんか……ネ……

 

「そっか……2人だとできないですもんね。アカペラ……ってあれ?」

「何人いればアカペラバンドって組めるんですか?」

「あ?……まぁリードとコーラスでも十分だけど、アカペラといえばベースとボイパって感じがするな」

 人生経験が浅いもので、自分が真っ当に聞いたアカペラは今作の『ガーネット』が初めてなのだが、ベースとボイパ、バンドで言うリズム隊までもが全て人の声で、しかもきちんとリズムとして成立していることに純粋に驚いた記憶がある。

 

 アイリ先輩が「ふたりに見せたいものがあるんだった〜」とMeTubeのアカウントを見せる。ウルルンTV】チャンネル登録者数は41人。うっすらと『いかにも』な気配を感じるがそのままアイリ先輩が一番上の動画を再生する

 

「ハイ!どーも!ウルルンTVのウルルです!!ブンブンドンツーピシー!」

「いやー、今日はね!1000度に熱したメメントスをコーラに入れてみようっつう話でね!!

「1000度に鉄球熱してる人いるじゃん!?メメントスをコーラに入れてる人もいるじゃん!?」

「どっちもやってんの私だけじゃねっつってね!!天才かっつってね!!」

「じゃあやっていきましょうかね!バーナーでね、メメントスを炙っていって1000度まで上げていくんだけどね!おぉぉ……」

「くさっ!あ、くさい!!へんな煙出てきた!!」

「目にしみる!!くさい!痛い!!くさいたい!!あ、終わり終わり!もう今日終わり!」

 すげ〜。

 YouTuberに関して全く知見がないので偏見でしかないが、ここまでコッテコテなのってもう誰もやってない気がする。

 この動画をボツにせず編集して投稿したって時点ですげえよ彼女。心臓に毛が生えてるタイプの人?

 

 ウタとムスブに課題を出していた3日間、アイリはこの動画について調べていたらしい。そしてこのウルルちゃんをアカペラ部の新メンバーにしようと。

 流石のウタも「……やめた方がいいと思います」とハッキリ切り捨てて3話は終了。

 4話ではウルルちゃんをアカペラ部に入れようと考えたアイリ先輩の真意、そしてアイリ先輩はどうやってインターネットの海からチャンネル登録者数41人のウルルの存在を見つけたのかが語られます。

 

 見つけ方が異常すぎて今のところうたミル異常回ランキング一位に4話が鎮座しています。是非見てくださいね。

 

ここまで読んでくださった方、大変ありがとうございました。【うたごえはミルフィーユ】をよろしくお願いします。

【#うたミル】第2話感想 2話でタイトル回収するオーディオドラマが無料!今すぐ見ろ!!

 

 犬魚倞です。【うたミル】の感想書いちゃおっかなブログ、第2話です。今現在2022年7月15日、うたミル#2投稿日から49日経過、うたミル本編は4話まで更新されております。どうすればいい?

前書きです

こちらのブログでは「アカペラ」をテーマにキャラクターと声優陣の成長を共に描く音楽プロジェクト【うたごえはミルフィーユ】(略称【うたミル】)の第2話を見ての私の感想を書いていきます。もちろんネタバレが含まれますので2話未見の方は2話を、完全初見の方は是非第1話、2話を視聴してからご覧ください。うたミルは1話12分前後のボイスドラマなのでとても気軽に見られますのでこの機会にでも是非ご覧になってみてください。メインキャラクターが揃う前にタイトルを回収する高速展開に置いて行かれるなよ。

 

1話

youtu.be

 

2話

youtu.be

 

【2話雑感】小牧嬉歌、歌にだけは真摯

 

 第2話、ウタちゃんがアイリ先輩に籠絡されアカペラ部の部室に向かうところから始まります。

 

「ウタちゃん、私のことは別に怖くないでしょ?」

「あっ、はい! お美しく私なんぞとは住む世界が違うなとは思いますが、とっても優しそうなのでギリギリセーフです」

「うちの部活、優しい人しかいないからきっと大丈夫だよ」

 メチャクチャ嘘じゃん。

 この時点でアカペラ部にはムスブ(レイレイ先輩曰く“威圧感持ち”)がいるので完全に嘘ついてるじゃん。今のところの情報だと『何だかんだ優しいから……』とかでもないじゃん。会話の第一声のはぁ?率異常ななんにでも噛みつく狂犬じゃん。その情報を伏せて口八丁手八丁でコミュ障卑屈主人公をぶち込もうとする特技『人心掌握』の女、普通にヤバい。

 

 しかし我らが最強卑屈主人公、ウタちゃんも負けじとヤバい。アイリ先輩の甘言に絆されることなく尚卑屈さを発揮する。

 

「……本当にそうでしょうか」

「一定数の人間が集まれば、そこには必ず支配するものと支配されるものが自然と生まれるものなのです……」

「アイリ先輩が強者というだけで、私のようなネズミが迷い込んだ瞬間に獣たちはその獰猛な本性を剥き出しにするのではないでしょうか……」

 正直ここのウタちゃんの返答、他でもない部長のアイリ先輩の前でこれを声に出して言ってしまえる。という点にウタちゃんの卑屈すぎて謙虚さとか慎ましさが一周回って失われている人格のヤバさは感じるが、個人としては『わかるな〜』と思ってしまった。群れの中に明らかに劣った者がいるとそれを淘汰しようと動くのは自然の摂理だからね……

 なんでこんな悲しいことを【女子高生たち青春と日常をアカペラ初心者の声優陣の成長と共に描く音楽プロジェクト】が思い出させるんだよ。

 

 到着した部室には既に部員であるレイレイ先輩、そしてムスブの姿が。ビビってる相手の前でファーストインプレッション『軽音部室にいた怖い人!』なの明らかに火に油だと思うが大丈夫か?

 

「めちゃくちゃモテそうだなって」

「めちゃくちゃモテるよ」

 【本人もその高スペックに自覚的かつ冷笑的な側面もある】さん!!!!!自分がモテることに一切の謙遜もなければ、その事実に対する自慢や承認、喜びもないであろう限りなく無の声色の返事がシンプルに怖い。おそらくレイレイ先輩もアイリさんの提案でアカペラを始めたのだろうが、何もかもに無関心で冷笑的な近衛玲音がなぜアイリ信者になったのか。今後明かされるのが楽しみ。

 

 ムスブに自己紹介され焦りまくりテンパりまくりでムスブに対し同級生なのに敬語を使い、何もしていないのに謝りどおしのウタちゃん。怖い相手に対しては敬語を使い、自身の一挙手一投足が相手になんらかの不快を与えているかもしれないから相手がアクションを取り次第すみませんごめんなさいの連打。この作品の低自尊心キャラクターの解像度怖いよ……

 

「あそこならもう辞めた。低レベルだから」

 

 また軽音部を低レベルと吐き捨てるムスブ。『歌える部活』かつ『高レベル』であることを入部の条件としていたムスブが(現状は)アカペラ部に腰を落ち着けているということは、アイリ、レイレイの二人のみの部として成立しているかも怪しい状態で、ムスブを惹きつけるだけの実力を見せたということになる。二人がアカペラを始めたきっかけやいつから始めたなどは明かされていないが、年長二人が明確に実力者であるのは安心できる。アカペラのみに焦点を絞れば。

 

 ウタちゃん側の自己紹介では、名前を褒められただけで吐いたり趣味からのコンボでムスブが気が滅入るまでネガティブ語りをしたりと絶好調。このレベルを捕まえてきて『また面白い子を捕まえてきたね』『でしょ』で済む年長組が本当に怖い。こういうところが全く安心できない。この人たちなんなんですか???

 

「じゃあウタちゃん、好きなものは?」

「歌うことです」

 これだけは素直に、直球に言えるウタちゃん。好きなだけで得意というわけでもなくて……とすぐに否定をつけはするが『歌うことが好き』その思いだけは根暗で卑屈であろうと真っ直ぐな形のまま、否定のタネにせず守っている

 自尊心が低い人間は、自分の持っているものを人に否定され、傷つく前に自分でそれをボコボコにしてへらりとしておくことで自傷以上の傷つきを未然に防ぐ行為をしがちだと思うのだが、ウタちゃんは自分の歌への好きに対しては絶対にこれをしない。この強い思いの根底の部分が明かされるのも今後楽しみ。(始まりたての作品なので今後が楽しみなことばかりになる)

 

あの、そもそも皆さんは何の部活なんですか?

ここまで『歌う部活は軽音部だけじゃないよ〜』だけで拉致連行して自己紹介までさせた女怖すぎ。

 

「あっ、あのスミマセン!私、変な笛部には入りません!!」

「あれはピッチパイプ!変な笛じゃない!最初に出す音を教えてくれるどちらかというとありがたい笛!黙ってみてろ!!」

 変な笛部、ウタ語録のなかで今のところ一番好き。確かに自分も公式動画の『ガーネット』で初めて見た笛だったが『歌う部活』と言われて来たのに初手変な笛見て変な笛部だと思って逃げようとするの、逃走反応が敏感すぎる。

 

 3人のハモリを聴いて感激するウタちゃん。

 

「歌がうまいし、3人しかいないのに音に厚みがあるし、楽しそうだし……」

「だけど……難しそうだし、私なんかにできそうにないし」

「……想像してた青春っぽくないし、マイナー感あるし」

「ムスブちゃんは怖いし……」

 とりあえず『自分にはできないところ探し』から始めて、そこそこ要求もしてきて、結果部に入るのを渋り出す質感がものすごく生っぽくて嫌。『できない理由、しない理由探し』のスキルツリーだけバンバン伸ばしてきた人間の話し方なんだよな。というか自身の卑屈根暗陰を自覚しながら青春っぽいことしたいの、めちゃくちゃハードル高そう。

 

「さっき私たちがやってた『ガーネット』知ってる?」

「わ、わかる……映画のやつ……」

 うたミル世界にアニメ版時かけが存在することが確定。アカペラ部の面々、(アイリは普通に好きそうな気もするけれど)ことごとく時かけが刺さらなそうなメンバーなので多分『金ローでやってたのを流し見してた』くらいの子たちが大半だろうな……なんならムスブとかは課題曲としか見てなくて時かけの主題歌ってこと知らなそうだな……という気持ちになれて本当に良い。

 

「好きなんでしょ。歌うこと。もっと好きになるかもしれない」

「……ムスブちゃん」

「アンタが最終的にどこで歌おうと勝手だけどね」

「あんな羨ましそうな顔しておいて、ビビって帰るなんて非合理的なこと。気持ち悪くて許せない」

 アイリ、レイレイ、そしてムスブに背中を押され、歌う決心をするウタ。ムスブは言い方こそ棘があるけれど、『歌うことが好き』と言い切り部の見学に来たウタの気持ちをウタ自身が無下にすることを許せないと、言っていることはものすごく誠実で、ウタのことを思っているように見える。

 

【声優が歌う】奥華子「ガーネット」|うたごえはミルフィーユ【アカペラカバー】 - YouTubeyoutu.be

件の公式の『ガーネット』アカペラカバー動画はこちら。変な笛もまだ参加してない二人も出るよ。

 

「わぁ……うわぁ……なんだか」

「皆さんのコーラスの中で歌うの、なんだか、ひとりじゃないって感じがしました」

「歌と歌で手をつなぐ……」

「自分の歌声のすぐそばに、皆さんの歌声がいてくれる……」

「ときには支えてくれて、叱ってくれて、導いてくれて、一緒にいてくれて……」

「アカペラってそんな声がいっぱい重なって……あの……」

「なんだかミルフィーユみたいですね!!!」

「??」

「??」

「それはよくわかんないけど」

「えぇぇえーーーーーーーー」

 2話のタイトルが『うたごえはミルフィーユ』だと聞いた時は「2話でタイトル回収って何???最終話???」と混乱していたが、蓋を開けてみれば『人と人とが歌声を重ねて一つの音楽にするアカペラに初めて触れたウタちゃんがその重ね合わせをミルフィーユのようだと感じた』というめちゃくちゃ真面目な回答が返ってきたので単純に感心してしまった。

 ミルフィーユといえば言わずと知れたフランス伝統の菓子で、パイ生地にクリームやジャム、コンポートなどを塗り、さらに上にパイ生地、さらに上にクリーム……と繰り返していってケーキのようにしたもの。その見た目自体がパイとクリームの層になっていることと、そもそもパイ生地自体が一枚の生地を何度も折りたたまれ、多層になったものであることから、直訳で『千枚の葉』という名前が付いている。ダブルミーニングでオシャレじゃん。

 そう考えると【うたごえはミルフィーユ】というタイトル、彼女らの濃厚すぎるキャラクター性から考えると単に歌声が重なってミルフィーユのようである以外の意味合いがあるのでは……?と勘繰ってしまう。

 彼女らそれぞれの持つ凄まじく濃ゆい性格や傾向、コンプレックスや願望、それらを生み出した過去などが個人個人のパイの層、それっぽくいうならばミクロの層に折り畳まれていて、それぞれバラバラのミクロの層を持つパイが歌というクリームによってマクロの層にまとめ上げられていき、一つの綺麗なアカペラ、ミルフィーユとなる。そういう意味も含まれているのかなと少し思う。自分は少し前までミルフィーユとミルクレープ(ミルフィーユのパイをクレープにした、ケーキ屋でよく見る安いやつ)の区別がつかなかったので信頼性は薄い。

 

 うたミル2話、ウタちゃんが無事アカペラ部に入部する……かな?というところで終了。どうしても主人公だし面白いしでウタちゃんの挙動ばかりに目がいってしまうのだがプライドが高く当たりが強いムスブ、人身掌握プロアイリ、そのアイリの信者を自称する器用万能レイレイとこんなにおもしれ〜奴しかいない作品他にありますか?というくらい各キャラクターの性格が尖っているし、何より山中拓也の書くコミカルな会話のテンポが大変良い。投稿日を月の何週目何曜日とかに固定してくれ以外の不満がない。

 

関係ないですがこれはキャラクターデザインのチェリ子先生のうたミル2話投稿時のツイート

(デザインの)生みの親にも様子がおかしいって思われてるんだ。

 

次回、3話感想が奇跡的に上がったらまたお会いしましょう。ここまで読んでくださった方、大変ありがとうございました。【うたごえはミルフィーユ】をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

【#うたミル】第1話感想 全人類に知ってほしいよ。小牧嬉歌のこと。

 犬魚倞です。前ブログで書いた通り毎週【うたミル】の感想書いちゃおっかなブログの第一弾です。

 

 なんとこれを書き出し始めている6月2日20時現在、あと1時間で【うたミル】3話が公開される時間となっております。

これは前ブログの私の発言なのですが

 そういった事情から作品の良し悪し以前にまず聴衆の視界に入りづらい【うたごえはミルフィーユ】をなんとか「ここにこんな面白い作品あるよ!!!」と伝えたいがために弱小ブログでうたミルの更新があるたびに感想ブログを書こうかなと思った次第です。めんどくさがりの遅筆が総閲覧数400のブログで感想記事を書くという大海に石を投げるような行為ではありますがここは一つ普段ならばいやそんなことないでしょと腐しそうな『継続は力なり』という言葉を素直に信じてやっていきたいと思っています。なるべく頑張ります。まずは既に投稿されている1話、2話の感想をなんとかして3話投稿までに書き切りたいな思う所存です。よろしくお願いします。

 

まずは既に投稿されている1話、2話の感想をなんとかして3話投稿までに書き切りたいな』とのことです。バチバチに遅刻です。本来2話分の感想が上がっているべき時間に必死こいて1話の感想を書き始めています。今後が不安すぎ。

 

 ※先週、先々週と更新があったため毎週木曜21時にうたミル最新話が公開されるものと思っていましたが本日(6月2日)はうたミル本編の更新がありませんでした。先週、先々週はスタートダッシュ的に2話連続公開してあとは不定期、もしくは2週に一度などのある程度のスパンをおいての更新なのかもしれないですね。ともかく『3話までに1,2話の感想書く』が頑張れば間に合いそうで何よりです。(志が低い)

 それに伴い自分のブログも週一で感想を書くから次回が公開されるまでに感想を書くに変更しようと思います。出来るだけ頑張ります。

 

改めまして前書きです

こちらのブログでは「アカペラ」をテーマにキャラクターと声優陣の成長を共に描く音楽プロジェクト【うたごえはミルフィーユ】(略称【うたミル】)の第1話を見ての私の感想を書いていきます。もちろんネタバレが含まれますので未見の方は是非第1話を視聴してからご覧ください。1話12分前後のボイスドラマでとても気軽に見られますのでこの機会にでも是非ご覧になってみてください。メチャクチャすごい低姿勢内向的卑屈主人公を浴びよう。

 

youtu.be

 

【1話雑感】小牧嬉歌、おもしれ~奴……

 第1話は主人公の小牧嬉歌(こまき うた)通称ウタちゃんが軽音部に入部しようと部室前でウジウジしている所から始まります。軽音部の部室をチラ見した最初の感想が「イケてる男子と女子が仲良くしてるうぉぉぉ……」「アァァ!キラキラしてるっ……!」の二言。こんな一瞬で人が“陰”側だと分かる発言あるんだ。

 

 先に軽音部の体験をしていたらしい繭森結(まゆもり むすぶ)通称ムスブちゃんに「そこで何してんの……?」と言われたときも何一つ悪いことをしていないのにすみません連投で逃げる始末。何も怒られる言われがないのは分かっていても、向こうの発言になんとなくこちらを責めるようなニュアンスがあった時に、とりあえず反射で謝ってしまう所に『コミュニケーション下手くそ目とりあえず下手に出て相手のご機嫌を損ねないようにしよう属』として嫌なシンパシーを感じ胃が痛くなります。

 

 ムスブ及び軽音部室前から逃げた後は、いつも持ち歩いている日めくりカレンダーを見て「今日は仏滅だし!門出として良くないし!」と六曜で自分の吉兆を確認していたり、大安である翌日にまた入部チャレンジをするもムスブに背後をとられ死ぬほど動揺したり、いざムスブに「入部届、渡しといてあげようか?」と言われた時にはパニックになりその場で入部届をビリビリに破き、謝りながら逃げ去る始末。確かに公式サイトに“極度の人見知りの内弁慶でヘタレでチキン”と書いてありましたがここまで来るともはや極度すら超えた何かのような気がしてなりません。人のこと言えないけど生きるのが大変そう。

 教室に戻ってから「入部届の予備もらっておいてよかった……」と独り言を言うウタ。破くの前提だったの?

 

 ここで画面の前の我々にウタちゃんの自己紹介タイム。名前、在学高校名、学年、クラス、誕生日と順当な紹介の直後に『苦手な物はスクールカースト上位の人、初対面、キラキラしたオーラ、アンチョビ、大きな動物……あと色々』最低限の情報の直後に嫌いな物から先に紹介していくスタンス。こんなマイナスから人間関係がスタートすることあるんだ。

 

好きなものはーー歌うこと。

人前で思い切り歌いたい。歌って青春を過ごしたい。

 

 自己紹介が嫌いなものからスタートするほど卑屈なウタちゃんなのですが、『歌うこと』は明確に好きと言えることのようです。ここで『得意なこと』じゃなく『好きなこと』と言う辺りに自尊心の低さ出てるな~みたいなことを思わないでもないですが、好きな歌を歌うため、超アウェーな軽音部に入部しようと思うほどにはその好きは本物のようです。

 

 時は飛んで2週間後。教室で美しいハミングを奏でる古城愛莉(こじょう あいり)通称アイリ先輩と近衛怜音(このえ れい)通称レイレイ先輩。

 

「……アイリ、そろそろ部活行く?」

「んー。もうちょっとでキリがいいところだから。あ、レイレイ、先行っててもいいよ?」

「行かないよ。しってるくせに

 ワァ……

 この二人に関しては是非公式サイトのレイレイ先輩の項目を読んでいただきたいのですがこの三行で二人のヤバめな関係性を見せつけてくる手腕がシンプルに怖い。

レイレイ | MEMBER | うたごえはミルフィーユ(うたミル) 公式サイト

 

 レイレイ先輩の話によると2週間前くらいから軽音部室に毎日何かが出るということが噂になっているとのこと。一説では妖怪宇宙人か、軽音部員を狙う殺し屋か、軽音部員に失恋して自殺した女子高生の霊か……と散々な言われよう。

 しかしその話を聞いたアイリ先輩は「面白そう」と軽音部室を見に行きそうな様子。それをレイレイ先輩がそろそろ部室を開けないと新入部員に怒られるなどと諫めたりしていると、そこに小牧嬉歌軽音部室前入部届ビリビリ事件の後、軽音部を「低レベル」と吐き捨てたムスブが部室の鍵を借りに来ます。アイリとレイレイの二人が参加している部活は軽音部と違い彼女の求めるレベルのものだったのか、それともまだ見定めている途中なのかは分かりません。今後の展開が楽しみです。

 レイレイ先輩に軽音部室の噂の話を振られ「アレのことか」と納得するムスブ。そりゃあねえ……

 

「軽音部室に来て、入部届をビリビリに引き裂いて帰りました」

ちょっと殺し屋の可能性がでてきたね

「そうか、あれから2週間ずっと出現し続けてるのか……」

 個人的にうたミルのかなり大きな魅力だと思っている点が『狙いすぎていないけれど面白いコミカルな会話や台詞』だと思っているのですがここは特にそれが現れている気がします。原作兼シナリオの山中拓也さんのツイートを見ると実際それを意識してシナリオを書いているらしく、バランス感覚の良さに驚きます。

 上記のやりとりを聞いて「へぇ~、面白そうな子……」と興味を持った様子のアイリ先輩。ムスブに部室の鍵をパスして「ハーモニーを探しに」行くと言って教室を去ります。特技『人心掌握』の女のヘッドハンティング、怖すぎ。

 

「……あの。ずっと思ってたんですけどレイレイ先輩、部長のこと甘やかしすぎじゃないんですか」

「何を言ってるんだ。私はアイリを甘やかしすぎだよ」

「自分で言います?普通」

「ははは、残念ながらアイリを甘やかすことにかけて、私はもう説得が通じるレベルではないんだよ。手遅れだ」

ワァ……!

 自分がアイリ先輩にベッタベタに甘いことを完璧に自覚していることを公言するけれど、それを語るレイレイ先輩の語り口があまりにも客観的過ぎる。アイリ、レイレイ間もただただ好き勝手する女とそれに絶対服従の女以上の何かがありそうです。コワ~

 

 場面は変わり、入部届が2週間出せないまま妖怪、宇宙人、殺し屋、幽霊などメチャクチャな尾ひれが無限に付き、軽音部室前を観光名所のようにしてしまった我らが主人公、ウタちゃんの視点に。入部届を出す勇気も、出さないで帰るだけの踏ん切りもつかずにいるウタちゃんの元にアイリ先輩が現れます。

「どうもはじめまして、古城愛莉と申します」

「……は、はぁ」

「あなたのお名前は?」

「っ……こ、小牧嬉歌です。あっ、あの……」

「なんでしょう」

「ちょ、ちょっとその輝きを抑えてもらってもよいですか!!あなたは私にはキラキラしすぎている!」

 小牧嬉歌、おもしろすぎる奴……自己紹介しか交わしていない時点でキラキラオーラに潰されかける主人公、凄。同級生にアイリ先輩並みにキラキラしている人とかいたらどうなるんですかねこの子。

 

 アイリと共に軽音部室前から移動したウタちゃん。今までの軽音部入部チャレンジの話をします。「軽音部に入りたくて……」の時点で「パートは?やっぱりボーカル?」と食い気味に聞くアイリ先輩。普通に高校からバンドデビューしたかった人の可能性もあるだろうに、初めからボーカル志願とあたりを付けて捕まえに来たかボーカル志願でなければなあなあにして流してサヨナラしてそうなところが怖いです。

 

「……でも、それでも一度しか無い青春じゃないですか。キラキラしてない私でも、好きな歌を歌って、青春を過ごしたいじゃないですか。」

 『好きな歌を歌って、青春を過ごしたい』その気持ちだけは通底しているウタちゃん。そんなウタちゃんにアイリ先輩は「歌うのは好き?」と問います。そしてそれにはいと応えたウタちゃんに『自分が歌える部活の部長』であることを明かすアイリ先輩。

『ウタちゃんの好きな歌を歌って、青春を過ごしたいという強い気持ち』『けれど軽音部は怖くて2週間かけて尚入部届が未だに出せていない』という必要十分なカードを集め、外堀を埋めてから自身の部活に勧誘するところに特技『人心掌握』の強さを感じます。実際2話以降出てくるアイリ先輩が部長のアカペラ部は歌うことがメインで人数も少ないし落ち着いた部活なのでウタちゃんと相性抜群だとは思うのですがそこに勧誘するまでの手管がなめらかすぎて少し怖いですね。

 

 第1話はウタちゃんがアイリ先輩と出会い、軽音部とは別の『歌える部活』の選択肢を提示されたところで終わります。果たしてウタちゃんはアカペラ部に入るのか、入ったとしてウェイではないが濃すぎるメンバーと威圧感持ちのムスブがいることに耐えられるのか、楽しみですね。

 

犬魚の感想の感想(読まなくてもいいよ)

 うたミル第1話の感想を書いてみたのですが、自分が期限付きの課題を与えられるとなぜか死ぬほどやる気をなくすということを失念していてやばいほどの遅筆になりました。うたミルに一切非はなくただただ自分の問題ですね。時間制限のある課題がある中で絶対今すぐやる必要はないシャニマスのノウハウ掘りが死ぬほど捗りました。また、このブログはうたミル1話を見返しながら必要なところは一時停止して引用したりしながら書いたのですが、この形式があまり得意ではないようです。前二つのうたミルブログはほぼほぼ自分の脳内にある情報を参照に書いたのでサクサクいけたのですが、この形式だと、毎回引用して自分のリアクション書いているだけの壁に向かってツッコミ入れてる悲しい人にならない?とか誰でも1話を見れば分かることをわざわざ書き出しただけのブログになっていないかなど色々な不安を感じます。当ブログ最初の記事【白瀬咲耶さんと出会ってひと月ぐらい経った】も同様の形式なのですがそういえばあちらを書いている時も同じような状態で、【ひと月ぐらい経った】とタイトルにあるのにブログが難産すぎて投稿する頃には出会ってふた月めが終わろうとしていた記憶があります。思ったことを素直に書こうとするのって意外と難しいんだなぁ……

 ともあれうたミルは最強に面白い作品なので僭越ながら少しでも知名度に貢献できるように、そして何より自分の素直な感想を言語化する練習としても感想ブログは続けていきたい所存ですのでよろしければ今後ともお付き合いください。ここまで読んでくださってありがとうございました。2話の感想が到底3話までに間に合いそうにないですがなんとかします。【うたごえはミルフィーユ】をよろしくお願いします。

 

【#うたミル】の記事を週一で書きたいよって話

 お世話様です。犬魚 倞です。

 

 ブログ総閲覧数400の超弱小ブロガーです。

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アクセス先見たらまあ一番古い記事だから順当ではあるけれど一番熱量込めた白瀬咲耶さんWING〜LP感想ノートが一番読まれてて(17000文字とかいうアホの文字数あるからどのくらい最後まで読まれているかは考えないとする)ちょっと嬉しくなりました。読んでくださった方々、本当にありがとうございます。

 

 まあこのくらいの波及力しかないしがない一般人のブログではあるのですが、最近私はある悩みを抱えております。それがこれです。

 

 

【うたごえはミルフィーユ】、人気にしてぇ~~~

 

 ハイ、まずうたごえはミルフィー、通称うたミルのことをご存知でない方の方が多いと思うので簡単に説明させていただきますと、ポニーキャニオン主導の』『新人声優6人がCVを務めるキャラクターたちが』『アカペラ部で明るかったり明るくなかったりする青春を送る物語』『脚本はカリギュラシリーズの山中拓也と言う作品です。

 

 山中拓也って誰〜???みたいな話は前回のブログで書きましたのでそちらをご確認ください。あとは本人のnoteやTwitterを見て頂いて。

 

fish-quint.hatenablog.com

twitter.com

note.com

 簡単に言うとゲームカリギュラシリーズや大人気ボカロPのDECO*27と一緒に『MILGRAM』という豪華声優陣がDECO*27の書き下ろし曲を歌ったりするプロジェクトを展開している、メジャーとは言い難いけれどニッチ層によく刺さる名プロデューサーです。

 実際に私も山中拓也さんの作る作品の、王道からは100kmくらい離れたエッジのある物語や生きることに悩みや苦しみを抱え、そしてそれでも人生をやるしかないんだと一歩を踏み出す魅力的なキャラクター造形にめちゃくちゃにやられていて、山中拓也さんの現行動いているコンテンツ、(私も大概に山中拓也さんにわかなので今から紹介する3作の他にもあるかもしれません)カリギュラシリーズ、MILGRAM、そしてうたごえはミルフィーユの3作品全てを追いかけております。

 

 身も蓋もないことを言えばこのブログは上述した山中拓也さんの現行3コンテンツのうち、最も若いコンテンツであるうたミルをなんとかそこそこの人気作まで押し上げたいと言う気持ちで書かれております。

 

なんでうたミルだけこんな頑張って宣伝しようとしているの?

 

 現状、うたミルは始動が2022年4月28日という非常に若い作品で、相応に認知度も低い作品です。例えば、カリギュラシリーズなら一作目【Caligula】が2016年に発売されており、2018年には完全版、【Caligula Overdoseが、そして2021年には完全新作にして最も反響の多かった【Caligula2】が発売されており、独特の熱量を持つファンによって長年支持されてかつコンスタントに新作やメディアミックス作品が発売されている作品なので突然消えたりはしないだろうという安心があります。

 同様にMILGRAMも2020年5月に始動しており、【第一審】ミルグラムは法に裁かれない形で『何者かの死に関わった』人間の罪を特殊な監獄、ミルグラムの中で楽曲と映像として現出させ、その人間の罪の許否を視聴者投票で決める視聴者参加型音楽プロジェクト。現状第一審から第三審まであると言われている)の楽曲が全て90万再生以上されており、本編とは別のストーリーを描いたノベライズ版もAmazon書籍ランキングで一位を取ったりコミカライズが決定したり、【第二審】も今年7月頃始動すると発表されていてとても順調です。

 そのため現状完全新作のうたミルだけが少し心配という気持ちがあるのです。うたミルも公式Youtubeの『ガーネット』アカペラアレンジなどは投稿一週間足らずで10万再生されていたり少しのバズの芽は存在していると思うのですが、キャラクター紹介などは1000再生前後と『ガーネット』を聴いて良いじゃん、となった人たちをストーリーまで引き込めていないということが如実にわかる再生数でなんとも言えない気持ちです。

 

 さらにうたミルに関しては他の山中拓也さん作品と比較して一つの懸念点があります。

 

導線が少ない

 

 うたミルという作品、現状キャラクター紹介と本編2話と『ガーネット』しかない状態で言うのは早計かもしれないのですがキャッチコピーの『ーー輝かなくても、青春だ』という言葉通りキャッキャウフフ体育祭の帰りにフリューのプリクラ機でプリクラ取っちゃおみたいな明るい青春とは無縁な『極度の人見知りの内弁慶でヘタレでチキン』な(公式表記)主人公、小牧嬉歌を主人公とした決してキラキラはしていなくても確かにそこにある青春を生き生きと描いていて素晴らしい作品であることは間違いないのですが、この作品には致命的に少ないものがあります。それが、何も知らない人がこの作品に興味を持つための導線です。

 

 前述のカリギュラなら『ペルソナ1、2の里見直がシナリオや世界観協力をしているペルソナライク作品であること』『名だたる複数のボカロPの書き下ろし楽曲がダンジョンではオフボーカル、戦闘時にはオンボーカルで流れること』や『人気声優(無印、ODでは上田麗奈、2では香里有佐、峯田茉優)がボカロP書き下ろし楽曲をフルアルバム並みの量歌うこと』【ライター】、【ペルソナライク】、【ボカロP】、【声優】と結構な数の導線が引かれており、実際に私が興味を持った理由もボカロP陣の豪華さですし、Twitterなどでは「◯◯(任意の声優)が出るらしいからカリギュラってゲーム買ってみた」というような声をよく聞きます。

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CosMo@暴走Pの書き下ろし楽曲をμ(CV上田麗奈)が歌い上げる【Distorted†Happiness】

 

 同様にMILGRAMは『DECO*27の楽曲』、『OTOIROのMV』、『人気声優の歌唱(天海由梨奈、堀江駿、相坂優歌ランズベリー・アーサー香里有佐仲村宗悟岡咲美保竹内良太田中美海花江夏樹、愛美の11名)』【DECO*27】、【OTOIRO】、【声優】という3つの導線を持ちます。実際この効果は凄まじく、CV花江夏樹のミコトが歌う『MeMe』は楽曲投稿順全11人の中で10番目という遅さながら現状MILGRAMの楽曲内で最も再生数が多いです。

youtu.be

 

 これに対してうたミルは【新人声優メインのプロジェクトであること】、【アカペラがあまりメジャーでないこと】など前2作と比較していまいちフックとなるものが少なく、(ボイスパーカッション担当のウルルさんのCVがウマ娘ツインターボさん役の花井美春さんだったり1stコーラス担当のムスブさんのCVがSHOW BY ROCK!!シリーズのマシマヒメコさん役の夏吉ゆうこさんだったりするのでそれ繋がりで見つけてくださる方はいるかもしれないが)「もしかして……うたミルの一番大きいフックって山中拓也……?」という危惧があります。確かに山中拓也さんは最高のプロデューサーではあるのですがファンがあまりにもニッチ層の人間しかおらず「いや山中拓也大好きだから既にうたミル見てるわ……」という感じで山中拓也さんフォロワー内でフックが止まってしまっております。とても悲しい。

 

とりあえず草の根から頑張りたい

 

 そういった事情から作品の良し悪し以前にまず聴衆の視界に入りづらい【うたごえはミルフィーユ】をなんとか「ここにこんな面白い作品あるよ!!!」と伝えたいがために弱小ブログでうたミルの更新があるたびに感想ブログを書こうかなと思った次第です。めんどくさがりの遅筆が総閲覧数400のブログで感想記事を書くという大海に石を投げるような行為ではありますがここは一つ普段ならばいやそんなことないでしょと腐しそうな『継続は力なり』という言葉を素直に信じてやっていきたいと思っています。なるべく頑張ります。まずは既に投稿されている1話、2話の感想をなんとかして3話投稿までに書き切りたいなと思う所存です。よろしくお願いします。

 

 

utamille.com

公式サイトがスマホ向けに最適化されているからPCから見るとすげぇ縦長になる